池間夏海主演「ひなたの佐和ちゃん、波に乗る!」宮崎で撮影中、脚本は足立紳
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左から田中麗奈、池間夏海、玉山鉄二。
NHKドラマ「ひなたの佐和ちゃん、波に乗る!」キャストの池間夏海、田中麗奈、玉山鉄二が、本日5月24日にロケ地の宮崎県内で取材に応じた。
「百円の恋」の足立紳が脚本を手がけた本作は、宮崎県の細島という港町で暮らす高校3年生・佐和を主人公とした青春ドラマ。軽音部のバンドでボーカルをしている佐和と、シングルマザーの佳子や中学生の弟、佳子と離婚しサーフィン一筋に生きる父・卓、そしてプロサーファーを目指す幼なじみ・武瑠らの関係が描かれる。これまで「ニセコイ」などに出演した池間が、佐和役で主演を務める。
オール宮崎ロケの本作は、5月11日にクランクインし、撮影も残り数日のみ。池間は「ロケを通じて“宮崎の子”になってきているような感覚です」と明かし、「撮影中、車の中から地元の方が会釈をしてくださったこともあって、そうやって地元の方々の温かさに触れながら緊張がほぐれてきて、今は毎日楽しく撮影をしています」と現場の感想を語る。佐和という役については「THE BLUE HEARTSが大好きな軽音部の高校3年生です。とても家族思い、友達思いで、ド直球な子です」と紹介した。
田中は、自身の演じる母・佳子という役を「娘の佐和には『歌手なんかで食べていけるわけないやろ』と言って、将来のことをしっかり考えてほしいと思っている現実主義な母親です」と説明。「実は私も16歳のとき、母に同じようなことを言われたことがありました。こうして母親の視点になって演じてみると、あのときの自分と作品が重なりました。自分がそんなセリフを言うことになるとは、とても感慨深いです」と自身の経験を踏まえて話した。
そして玉山は、自ら演じる卓というキャラクターを「どうしようもない父ちゃん」と称し、「佐和ちゃんとたくさんお芝居していく中で、堕落しているお父ちゃんを演じるのが心地よく感じてしまっています」と笑う。さらに、ロケ地のビーチを「宮崎の宝だと感じました。食事もおいしいですし、人も優しいですし、居心地のよい街です。ドラマには地元の祭りや郷土料理なども登場します。宮崎の魅力が詰まっていますので、県外だけでなく、県内の方も楽しんでいただけると思います」とアピールした。
またチーフプロデューサーの安野正樹は、本作のストーリーを「日向市の歴史ある港町・細島で暮らす1人の女子高校生が、サーフィンとの出会いを通して自分の殻を破り、家族の関係を見つめ直しながら、成長していく姿を描いています」と説明。撮影を経て手応えを感じているそうで「10代の爽やかな青春の物語でありながら、心にしみる家族の物語でもあり、幅広い世代に届く感動作になっていると思います」と自信をのぞかせた。
「ひなたの佐和ちゃん、波に乗る!」はNHK BSプレミアムにて、9月11日22時から放送。立石ケン、川口ゆりなも出演し、NHK宮崎放送局の小林直毅が演出を手がけている。
宮崎発地域ドラマ「ひなたの佐和ちゃん、波に乗る!」
NHK BSプレミアム 2019年9月11日(水)22:00~22:59