ロヘナ・ゲラ初長編作『あなたの名前を呼べたなら』予告編 インドの身分格差が阻む若者の姿が
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インド出身の女性監督、ロヘナ・ゲラの長編デビュー作『あなたの名前を呼べたなら』の予告編が公開された。
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本作は、差別が残るインド社会に変革を起こしたいという想いから、インドと欧米という2つの視点を持つロヘナ・ゲラ監督が描く、厳しい身分制度や因習を乗り越えて愛を育む男女の物語。
厳しい環境に置かれながらも夢を持ち前向きに生きようとする芯の強い女性を演じるのは、『モンスーン・ウェディング』で注目を浴びたティロタマ・ショーム。また、ラトナの働く家のイケメン御曹司アシュヴィン役を、インド系シンガポール人で『裁き』のヴィヴェーク・ゴーンバルが演じた。ラトナの優しさに触れ、次第にアシュヴィンの閉ざされた心が開かれていく。インド・アメリカ芸術協会が主催する第19回ニューヨーク・インド映画祭(NYIFF)にて、作品賞、主演女優賞のW受賞を果たした。
公開された予告編では、インドのムンバイでファッションデザイナーを夢見ながら、住み込みでメイドとして働くラトナと、雇い主である建設会社の御曹司アシュヴィンの、身分の格差が阻む2人の心の距離が映し出されている。(リアルサウンド編集部)