降旗康男が84歳で死去、「鉄道員」「あなたへ」など高倉健とのタッグで知られる
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2017年5月4日、「追憶」の公開直前イベントでの降旗康男。
「新網走番外地」シリーズや「鉄道員(ぽっぽや)」などで知られる映画監督・降旗康男が、5月20日に肺炎のため死去していたことを東映が発表した。84歳だった。
1934年8月19日生まれ、長野県出身の降旗は、1957年に東京大学文学部仏文学科を卒業後に東映東京撮影所に入社。1966年に「非行少女ヨーコ」で監督デビューを果たした。以降「駅・STATION」「居酒屋兆治」「あ・うん」「ホタル」「単騎、千里を走る。」「あなたへ」など高倉健を主演に迎えた作品を数多く発表し、「鉄道員」では第23回日本アカデミー賞の最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞などさまざまな映画賞に輝いた。なお2017年公開の岡田准一主演作「追憶」が、最後の監督作となった。
通夜および告別式は、生前の遺志により近親者で密葬として執り行われた。お別れの会などは行われない予定だ。