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宮野真守、声優デビュー時の苦い思い出語る 「みかんを丸ごと俺の口に詰めて……」

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 ネプチューン・くりぃむしちゅー・チュートリアルの7人の芸人によるトークバラエティー『しゃべくり007』(日本テレビ系)。5月27日放送回では、ゲストに宮野真守、山田裕貴を迎えた。

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 まずは“声優界のプリンス”宮野が登場すると、客席は黄色い歓声に包まれ、中には涙を流す人も。宮野はアニメ『DEATH NOTE』の主役・夜神月、映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズで主演、ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)の吹き替えを務めるなど、数々の話題作に出演。男性声優ソロアーティストとして初の日本武道館公演も成功させた。

 くりぃむしちゅー・上田晋也から「女性のファンが多い?」と聞かれると、宮野は「だんだん男性のファンも増えてきたんですけど、僕のライブ見に来てくれる男性のファンは女になって帰る」と驚きの発言。セクシーな振り付けが多く、男性ファンも興奮すると説明し、実際にその振り付けを披露した。

 これまで700本以上の作品に携わり、業界随一の幅広い役柄をこなしてきた宮野は「毎日違う作品ですね。1日に2作品とかあったりするんで、結構バタバタ。混乱したりします」と多忙ぶりを明かす。さらに映画は主役でも半日で声を撮ると言い、「プロなんで」と一言。「事前にVTRいただいたり、自分で合わせてから現場(に行く)」と説明し、「プロなんです」と再びドヤ顔を見せた。過去に『ドラえもん』で声優に挑戦したというくりぃむしちゅー・有田哲平が「合わせるのが難しい」「大袈裟にやらなきゃ伝わらない」と振り返ると、宮野は「逆に抑揚をつけないことも大切にしています。デフォルメしすぎちゃうとやりすぎなお芝居になっちゃう」と言い、映画の吹き替えではボソボソとしかしゃべっていない、と語った。

 子供の頃は『ドラゴンボール』や『スラムダンク』などのアニメが好きだったという宮野。しかしきっかけはそれらのアニメではなく、7歳の頃から劇団に所属し、18歳の時に受けた海外ドラマの吹き替えのオーディションで初めて声優をやったのが始まりだったと語った。

 さらに番組では男子高校生、おじいちゃん、犬のパネルに合わせて宮野が“変幻自在ボイス”を披露することに。まずはおじいちゃんのアフレコで「穏やかな午後じゃの~。お~い有田、飯はまだか」と言い、上田から「イラストと合ってない!」とツッコミを入れられた。高校生役では「どうもみなさん、こんにちは。上田晋也です。オイ有田、一緒に学校行こうぜ」と声を当てると、有田は「話しかけないでもらえる?」とおじいちゃんの声で応酬。上田が「ジジィかい! お前随分老けたな」とツッコミを入れた。

 続いて宮野の魅力を事前に録音した自身の美声で発表するという企画へ。1つ目は自分で声の加工をしていること。例えば、溺れている役の時には「水の中にいるような声を自分で加工して出す」と説明し、実際に指を使って溺れているような声を披露した。さらに「口の中でツバ溜めて、お茶飲む時はそれをすするとっぽく聞こえる」と、お茶を飲む音を再現。宮野は「ベテランの方は巧みにやられますね。18の時に初めてやった時、全然できなくて。監督に怒られて、監督がスタジオに入ってきて、みかんを丸ごと俺の口に詰めて『これでしゃべってろ!』って」と過去を振り返り、その後家で「お餅を食べてるとどんな音なんだろう?」などと考えて練習したという。さらに堀内から「シェイクは?」とリクエストされ、「できますよ」と言うも、なぜか声ではなく動きで再現。上田から「形態模写じゃん」と指摘された。

 2つ目はどんな言葉でもセクシーに言えること。ファンから「ボタンを押してください」などの言葉を宮野に言ってほしいとリクエストされ、何を言ったらセクシーかを考え始めたという宮野。「耳元で言うともっとセクシー」と、原田の耳元で「お風呂が湧きました」とセクシーボイスで囁いた。

 3つ目は「しゃべくり名シーンアテレコできます」。番組のヘビーウォッチャーである宮野が、徳井の「安田美沙子で~す」、堀内の“タコ公園のタコ女”などをアテレコ。上田も「高級感出る。あんなくだらないやり取りが」と感心した。その後原田もアテレコにチャレンジするもうまくいかず、「ヤダよ! 何だよこれ」と途方にくれた。

 次回は6月3日オンエア予定だ。(向原康太)