現代の若者の苦悩描く仏映画 カンヌ審査員賞『Les misérables』来年公開
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ラジ・リ監督の長編デビュー映画『Les misérables(原題)』が2020年に公開される。
『第72回カンヌ国際映画祭』コンペティション部門審査員賞を受賞した同作は、ヴィクトル・ユーゴーの小説『レ・ミゼラブル』の舞台であり、現在も多くの低所得者が住み、治安の悪さが社会問題となっているフランス・パリ郊外の地区バンリューが舞台。警察の自警団に入った男性が、捜査の過程で人種や宗教、貧富の格差など様々な問題に直面していくというあらすじだ。
キャストは『ダンケルク』などに出演したダミアン・ボナールら。ラジ・リ監督は審査員賞の受賞会見で、フランス大統領エマニュエル・マクロンに『Les misérables(原題)』を見てもらう計画があると語った。なお同作は、映画専門チャンネル「BS10 スターチャンネル」の映画レーベル「STAR CHANNEL MOVIES」から日本公開される。