ペドロ・コスタ「ホース・マネー」がソフト化、日本未公開の短編も収録
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「ホース・マネー」Blu-rayジャケット
ポルトガルの映画監督ペドロ・コスタが2014年に発表した「ホース・マネー」が初ソフト化。Blu-ray / DVDが明日5月31日に発売される。
本作は、「ヴァンダの部屋」「コロッサル・ユース」に続き、コスタがリスボンのスラム街・フォンタイーニャス地区を舞台にした作品。カーネーション革命やアフリカ諸国の独立を背景に、アフリカ移民の苦難の歴史と記憶が、ある男の人生の終焉とともに虚実入り混じった手法で描かれる。「コロッサル・ユース」と同じく、ヴェントゥーラ演じる老移民の男が主人公に据えられた。山形国際ドキュメンタリー映画祭2015のインターナショナル・コンペティション部門では、大賞にあたるロバート&フランシス・フラハティ賞を受賞。またロカルノ国際映画祭ではコスタが最優秀監督賞を獲得した。
ソフトには日本未公開の短編「O NOSSO HOMEM(わたしたちの男)」も収録。コスタのインタビューのほか、映画監督の青山真治、上智大学外国語学部ポルトガル語学科の教授・市之瀬敦による解説文を収めたブックレットも封入される。
(c)OPTEC/Pedro Costa