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有森也実と内野聖陽の一人芝居二本立て『化粧二題』が開幕

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日本を代表する劇作家、井上ひさしが亡くなって10年目にあたる今年、「井上ひさしメモリアル10」と題して全6作品をラインナップ中のこまつ座。その第4弾となる『化粧二題』が本日6月3日(月)、紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで開幕する。女優の一人芝居の傑作として名高い『化粧』を原型に、息子の立場を書き加える形で2000年に初演された、“一人芝居×二本”という異色の構成を持つ作品だ。

一幕の主人公は、大衆演劇の女座長・五月洋子。開演を控えた芝居小屋の楽屋で支度に余念がない彼女の前に、突然の来客が現れる。そして二幕は、洋子に捨てられた息子・市川辰三が主人公。やはり楽屋で稽古中の彼の前に、孤児院の恩師が大切な話がある様子でやってきて……。二人の自己発見の物語を、共に初の一人芝居となる有森也実と内野聖陽が演じる。

内野と有森はそれぞれ、「今、私は、役者として久しぶりの喜びと興奮の中に居ます。なぜなら、素敵な物語を演ずる機会を与えられたからです」、「今こそ自我を棄て捨身で取り組むチャンス到来と震えながら覚悟を決めています」と気合十分にコメント。「両座長の気合が、孤独で華やかな一人芝居の魅力を一層輝かせてくれることを、今から楽しみにしています」という、演出を務める鵜山仁の言葉通りの舞台が期待できそうだ。

6月16日(日)まで同劇場で公演を行い、7月6日(土)には関内ホール 大ホールで上演される。

文:町田麻子