市川海老蔵×黒木瞳×森山未來 舞台『オイディプス』10月上演
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舞台『Bunkamura30周年記念 シアターコクーン・オンレパートリー2019 DISCOVER WORLD THEATRE vol.7「オイディプス」』が、10月7日から東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで上演される。
海外の戯曲を国内外のクリエイターと共に手掛ける「DISCOVER WORLD THEATRE」シリーズ。『オイディプス』はソポクレスが書いた『オイディプス王』を翻案した作品で、「父を殺し、母を娶るであろう」という予言から逃れるため、放浪の旅に出たオイディプスの悲劇を描いたもの。旅先のテーバイで王となり、イオカステを妻に迎えて幸せな日々を送っていたオイディプスが、疫病が蔓延した国を救うために神託に従って先王殺害の犯人を捜すが、やがて恐るべき真実が明らかになる、というあらすじだ。
古代ギリシャ・コリントスの王子オイディプス役を市川海老蔵が演じるほか、テーバイの先王ライオスの妃で、オイディプスの妻となるイオカステ役に黒木瞳、コロスたちの中心となる神官役に森山未來がキャスティング。翻案と演出を『ハングメン』のマシュー・ダンスター、振付をシャーロット・ブルーム、美術と衣裳を『危険な関係』『ナイツ・テイルー騎士物語ー』のジョン・ボウサーが担当している。
市川海老蔵は「以前から表現者として注目している森山未來さん、また映像や舞台で活躍されている黒木瞳さんをはじめ共演者の皆さんと一丸となって、今までにない『オイディプス』を誕生させたいと思います」とコメント。黒木瞳は「市川海老蔵さんとご一緒できるなんて、夢のよう。オイディプス王の愛と哀しみと憎しみを一心に受け止めるイオカステになるようにと、思っています。森山未來さんとは、久しぶりの舞台での共演です。変幻自在の才能を持つ未來くんとご一緒できるのも楽しみのひとつです」と意気込みを語っている。
森山未來は「『オイディプス』が日本の現在にどのような普遍性をもって蘇るのか。最前列にかぶりつきで見届けられることを、今から楽しみにしています」、マシュー・ダンスターは「私にとっての、日本での、そして日本語という言語での最初のプロダクションをとても楽しみにしています。本当に素晴らしく特別なカンパニーの皆様にお集まりいただきました。演劇、歌舞伎、そしてダンスの世界から名高いパフォーマーの皆様が集まってくださるという、日本でしか実現できないであろうプロジェクトです」と述べている。
チケットは8月上旬から販売予定。そのほかの出演者や詳細は後日発表される。
市川海老蔵のコメント
シアターコクーンで歌舞伎以外の舞台に立つのは12年ぶりとなります。演出家のマシュ―・ダンスターさんをはじめ海外のクリエイターの皆様と作品創りをさせて頂きますので、今から非常に楽しみにしております。以前から表現者として注目している森山未來さん、また映像や舞台で活躍されている黒木瞳さんをはじめ共演者の皆さんと一丸となって、今までにない「オイディプス」を誕生させたいと思います、是非ご期待ください。
黒木瞳のコメント
市川海老蔵さんとご一緒できるなんて、夢のよう。
オイディプス王の愛と哀しみと憎しみを一心に受け止めるイオカステになるようにと、思っています。
森山未來さんとは、久しぶりの舞台での共演です。変幻自在の才能を持つ未來くんとご一緒できるのも楽しみのひとつです。
イオカステを演じる重責もさることながら、英国演劇界のクリエイターの方々と舞台をご一緒できる新しい「オイディプス」に参加できることを光栄に思っています。森山未來のコメント
イギリス人であるマシュー・ダンスターの翻案と演出、伝統芸能の担い手の一人である市川海老蔵さんによって、古代ギリシャの物語「オイディプス」が日本の現在にどのような普遍性をもって蘇るのか。
最前列にかぶりつきで見届けられることを、今から楽しみにしています。マシュー・ダンスターのコメント
私にとっての、日本での、そして日本語という言語での最初のプロダクションをとても楽しみにしています。本当に素晴らしく特別なカンパニーの皆様にお集まりいただきました。演劇、歌舞伎、そしてダンスの世界から名高いパフォーマーの皆様が集まってくださるという、日本でしか実現できないであろうプロジェクトです。
そして、デザイナーのジョン・ボウサー、振付家のシャーロット・ブルームに私と一緒にロンドンから参加してもらうことも楽しみです。これまで私がこの2人のクリエイターと一緒に取り組み、一緒に楽しんできたスタイルやエネルギーをぜひ皆さんと共有したいと思っています。
こういったすべての要素を一つにあわせて、最も偉大な戯曲の一つである『オイディプス』を私達の解釈で創っていくことで、非常に多くの学びがあると思います。
ソポクレスの傑作作品は残忍なまでの力を持っており、絶え間なくドラマティックで感情的です。観客の皆様にこの力をお届けし、そのドラマで皆様をワクワクさせ、その感情で皆様の心を動かすことができるように、私たちはベストを尽くします。