友近「日本映画批評家大賞」助演女優賞、「なんとなくの感覚」溶け込む演技で魅了
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友近が、武正晴監督映画「嘘八百」での演技で「第28回日本映画批評家大賞」助演女優賞を受賞した。
2018年1月に公開された「嘘八百」は中井貴一と佐々木蔵之介がダブル主演を務め、「百円の恋」で武とタッグを組んだ足立紳と、NHK連続テレビ小説などに携わってきた今井雅子が脚本を担当したコメディ。大阪・堺を舞台に、空振りばかりの目利き古物商・則夫と落ちぶれた陶芸家・佐輔が幻の茶器をめぐって巻き起こす大騒動を描いている。
友近が演じたのは、佐々木扮する佐輔の妻・泰子役。昨日5月30日に東京・スパイラルホールにて行われた授賞式では、「主役の妻というポジションをしっかり確保し、出すぎず、埋もれず、ほどよいスタンスで周囲に溶け込み、素晴らしいアンサンブルを構成していた」という選考理由が紹介された。
トロフィーを受け取った友近は「改めまして、藤原紀香です」と挨拶して会場を笑わせたあと、「賞をいただけるなんて本当にびっくりしています」と率直な心境を吐露。続けて「いつもコントを作るときは深く考えずに『こういう人ってこういう発言するだろうな、こんな仕草するだろうな』という感覚で作っていて、(今作でも)『このダメな男の嫁さんってこうだろうな』っていうなんとなくの感覚で演じさせていただき、賞をいただけたというのがとてもうれしく光栄に思います」とこれまで培ってきたもので得た栄誉を喜んだ。
また「好評をいただいて、今年の2、3月で『嘘八百』の第2弾の撮影を終えました」と報告も。「私の恋敵が現れるんですが、演じているのは広末涼子ちゃん。恋敵の相手としては遜色ないですね(笑)。いい感じでバトルを繰り広げてるのでぜひまた観ていただいて、作品としても評価していただいて賞が獲れたらなと思っております」と語った。この作品は2020年新春の公開がアナウンスされている。
受賞を受けて、本日5月31日に友近がお笑いナタリーにコメントを寄せた。
友近 コメント
まさかこんな素晴らしい賞をいただけるなんて思ってもいませんでした。武監督の作品は以前から大好きで、しかも共演者の方々がすべてダンディなおじさまばかり。おじさま好きな私にとっては逆ハーレム状態。現場に行くのがワクワクでした。日頃から場に溶け込むっていうのが自分のウィークポイントだと思っておりまして、あたかも前からそこにいたかのような振る舞いが得意!? それがこの映画の中の主人公を支える奥さん役に役に立ったのかもしれません。本当にうれしいです。ありがとうございました。