2020年3月に野上絹代演出「カノン」再演、出演者オーディションを開催
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野上絹代
来年2020年3月に、東京・東京芸術劇場 シアターイーストにて、快快・野上絹代の演出による「カノン」が上演される。
「カノン」は野田秀樹の代表作の1つ。15年に、演劇大学連盟主催で野上演出版が上演され、好評を博した。その再演となる今回は、オーディションにより出演者を決定する。募集対象となる役どころや応募の詳細は劇場の公式サイトにて確認を。応募の受け付けは6月26日まで。
今回の上演に際し、東京芸術劇場芸術監督の野田は劇場の公式サイトにて「5年前に野上絹代演出の『カノン』を観て、冴え渡った演出に吃驚しました。再演をすれば、更に磨きがかかるのではないか?とその時おもったことが、やっと実現しました。新しいキャストとのいい出会いがあらんことを祈って」とコメント。
野上は「元号は令和になり、効率重視の“この時代”に、場に集いみんなで創る演劇なんて最高に“無駄”が多い。しかし、一体誰にとっての効率か。私たちは今、一体”何時代”に生きているのだろうか。恐れ多くも再び『カノン』をお借りして、今回は学生という制限はなく、“無駄”に“キボウ”を抱いてくれる俳優を募集します」とオーディションへの参加を呼びかけている。