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「ピーターパン」演出の藤田俊太郎、新フック船長NESMITHに「ご一緒できて光栄」

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左からウェンディ役の河西智美、ピーターパン役の吉柳咲良、フック船長 / ダーリング氏役のEXILE NESMITH、タイガー・リリー役の宮澤佐江。

ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」の製作発表記者会見が、本日6月4日に東京・TOKYO FMホールで行われた。

記者会見には、キャストから吉柳咲良、EXILE NESMITH(EXILE、EXILE THE SECOND)、河西智美、宮澤佐江、入絵加奈子、久保田磨希、演出を務める藤田俊太郎が登壇。まず藤田は今年で39年目を迎える本作について「『ピーターパン』原作者のジェームス・マシュー・バリは、イギリスの小児専門病院グレート・オーモンド・ストリート病院に原作の著作権を寄贈しているので、本作のチケット代の一部は、闘病中の子供たちへの支援につながります。またホリプロさんは、本作のゲネプロに障害を持った方を招待し、神奈川公演A席の子供料金を2000円に設定している。これは『より多くの人々、そして子供たちに本作を観ていただきたい』という思いがあってのことです」と熱く解説する。

続いて藤田は、登壇キャスト一人ひとりを紹介。3年連続でピーターパン役を演じる吉柳には「これまでは周りの方々に引っ張ってもらっていたかもしれませんが、3年目は座長としてカンパニーを引っ張り、支えてほしい」と期待を寄せる。またウェンディ役の河西を「真面目で勉強熱心。魅力的な女優さん」と評し、本作で約1年ぶりに芸能活動を再開するタイガー・リリー役の宮澤に対し「この作品で復帰なさる宮澤さんに大きな拍手を!」と会場を盛り上げた。

藤田は、ダーリング夫人役の入絵を「かつてウェンディ役をやられて、ダーリング夫人を演じられる、まさに『ピーターパン』の生き字引(笑)」と笑いを交えながら紹介。ライザ役の久保田については「僕が演出する『ピーターパン』において、ライザという役はキーパーソン。お客様と一緒になって物語の世界に入っていくストーリーテラーのような役割です」と言葉に力を込める。そして、今回が本格的なミュージカルに初挑戦となるフック船長 / ダーリング氏役のNESMITHに対しては「お仕事をご一緒できること、とても光栄に思っています!」と思いを述べた。

吉柳は「1年目の『ピーターパン』は初舞台でがむしゃらでした」と振り返りつつ、「ダンス・歌・フライングの細かい部分まで目を向けられるようになってきたと思います。今年で15歳になり、大人になっている部分もありますが、子供心を忘れず、ピーターパンの存在感を出せるようがんばりたいです」と意気込む。

続くNESMITHは「素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんに囲まれて本格的なミュージカルに挑戦できることをうれしく思います。昨年フック船長を演じたISSAさんからは『22代目フック船長、ネス、よろしくな!』とエールをいただきました。自分なりにフック船長を演じたいです」と決意を新たにする。

河西は「AKB48時代の同期である宮澤佐江とまた同じステージに立てるのは、なかなかない機会なのでうれしく思います」と感慨を述べ、宮澤は「2年前とは違った、現在の(吉柳)咲良が演じるピーターパンに見合ったタイガー・リリーを演じられたら」と目標を掲げた。

さらに入江は自身が演じる夫人の夫であるダーリング氏のキャスティングに触れ、「2017年が鶴見辰吾さん、18年がISSAさん、今年はNESMITHさんと、ありがたいことに年々が若返っています(笑)」と会場を笑いで包み、「日本中の子供たちに愛と夢と希望を与える、この素晴らしいミュージカルに出演できて感謝の気持ちでいっぱいです」と謝辞を述べる。最後にライザ役の久保田は過去公演を回想し、「子供たちに楽しんでもらうには、大人たちにも楽しんでもらわないといけないんだなということに気が付きました。去年のライザを超えられたらと思います」とコメントした。

ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」は、7月21日から28日まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホール、8月2日から5日まで神奈川・カルッツかわさき(川崎市スポーツ・文化総合センター)ホール、13日から15日まで愛知・御園座、18日に大阪・梅田芸術劇場 メインホール、24・25日に富山のオーバード・ホールにて上演される。

ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」

2019年7月21日(日)~28日(日)
埼玉県 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール

2019年8月2日(金)~5日(月)
神奈川県 カルッツかわさき(川崎市スポーツ・文化総合センター)ホール

2019年8月13日(火)~15日(木)
愛知県 御園座

2019年8月18日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール

2019年8月24日(土)・25日(日)
富山県 オーバード・ホール

原作:ジェームズ・M・バリ
作詞:キャロリン・リー
作曲:ムース・チャーラップ
翻訳・訳詞:青井陽治
演出:藤田俊太郎

キャスト

ピーターパン:吉柳咲良
フック船長 / ダーリング氏:EXILE NESMITH
ウェンディ:河西智美
タイガー・リリー:宮澤佐江
ダーリング夫人:入絵加奈子
ライザ:久保田磨希

スミー:萬谷法英
ヌードラー:笠原竜司
チェッコ:森山大輔
マリンズ:高橋英希
スターキー:西村聡

トゥートゥルズ:安田カナ
双子:田畑亜弥
スライトリー:庄司ゆらの
カーリー / ジェイン:出口稚子
ニブス:川村海乃

ジョージ・スコーリー:小山圭太
アルフ・メーリン:長嶋拓也
チャールズ・ターリー:松本城太郎
フォジェティ:石上龍成

ナナ / ワニ:三浦莉奈

ジョン:持田唯颯
マイケル:山田こはな、遠藤希子(Wキャスト)

※高橋英希の「高」ははしごだかが正式表記。