オダギリジョー監督『ある船頭の話』に浅野忠信、蒼井優、細野晴臣ら出演
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©2019「ある船頭の話」製作委員会
9月13日から公開される映画『ある船頭の話』の追加キャストが発表された。
オダギリジョーの長編初監督映画である同作は、橋の建設が進む山村で川岸の小屋に住み、黙々と渡し舟を漕ぐ日々を送る船頭・トイチが主人公。ある日1人の少女が現れ、トイチは身寄りのない彼女と暮らし始めるが、そのことがトイチの人生を少しずつ狂わせていく、というあらすじだ。トイチ役に柄本明、村人の源三役に村上虹郎、トイチの前に現れる傷ついた少女役に川島鈴遥がキャスティング。撮影監督はクリストファー・ドイルが務め、衣装デザインはワダエミ、音楽はティグラン・ハマシアンが手掛けた。
新たに出演が明らかになったのは、トイチの舟に乗り、村と町を隔てる川を往来する客たちを演じる伊原剛志、浅野忠信、村上淳、蒼井優、笹野高史、草笛光子、細野晴臣、永瀬正敏、橋爪功の9人。伊原剛志は建設中の橋の関係者、浅野忠信は馴染みの客、村上淳は上流で起こった事件の噂話を聞きつける商人、蒼井優は華やかな芸妓、笹野高史は酪農を営む客、草笛光子は生まれ故郷に戻る女性、細野晴臣はマタギの親方、永瀬正敏はその息子・仁平、橋爪功は町医者をそれぞれ演じる。
脚本・監督のオダギリジョーは、キャスティングについて「同業者ですからね(笑)。自分の好みというか、好きな方々に集まって頂きました。監督なんて滅多にあることじゃないので、このお祭り騒ぎに乗じて一緒に遊びませんか?みたいな軽いノリでお声掛けしました。受けて頂いた方々は、役の大小や、ビジネス的な観点で仕事をしていない、粋な方々ですね(笑)」とコメントしている。