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マイナス2℃の水深100mへ、「皇帝ペンギン ただいま」水中シーン捉えた新写真

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「皇帝ペンギン ただいま」新場面写真 (c)Laurent Ballesta

8月25日公開の「皇帝ペンギン ただいま」より、新たな場面写真と監督リュック・ジャケらのコメントが到着した。

第78回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞に輝いた「皇帝ペンギン」の続編にあたる本作。前作では水中のシーンはわずかだったが、このたび機材の発達と熟練ダイバーの参加によってマイナス2℃、水深100m地点での水中撮影が実現した。新写真には、水中を泳ぐペンギンの姿が捉えられている。

ダイバーは4層のダイビングスーツやダイビングタンクなど総重量90kgもの機材を装着して、30回にわたって潜水を行ったという。水中カメラマンのローラン・バレスタは「これまでで、最も体力を消耗する撮影でした」と撮影を振り返りながら、「甲殻類やソフトコーラル、海錦、小魚など、私達が撮影したものは、世界初の貴重な映像です」と語る。

そしてジャケは「皇帝ペンギンは人生の半分を水中で過ごすにも関わらず、前作では水の中の姿をあまり見せられなかったことがフラストレーションでした。今回水中での映像をお見せできる環境にあったことが続編を作ろうと思った大きな理由の一つです。観客の皆様にペンギンの生態により近付いてもらい、誰も見たことのない南極海の美しさをご覧いただきたいです」とコメントした。

「皇帝ペンギン ただいま」は、東京・YEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテほか全国で順次ロードショー。

ローラン・バレスタ コメント

これまでで、最も体力を消耗する撮影でした。南極海には、コンブの森や4mの長さにもなる、ワカメが生えていたり、巨大なヒトデや何千ものホタテガイがひしめき、予想以上に生命がたくましく生きていました。甲殻類やソフトコーラル、海錦、小魚など、私達が撮影したものは、世界初の貴重な映像です。

リュック・ジャケ コメント

バレスタは、写真家としても非常に優れた仕事をしていますし、彼のチームもいい写真を手がけているので、彼に声をかけました。前作からの期間で、カメラの技術が発展し、熟練したダイバーとその機材を使いこなせるスタッフに出会うことができたおかげで、今回のような“長時間の水中撮影”が可能になりました。皇帝ペンギンは人生の半分を水中で過ごすにも関わらず、前作では水の中の姿をあまり見せられなかったことがフラストレーションでした。今回水中での映像をお見せできる環境にあったことが続編を作ろうと思った大きな理由の一つです。観客の皆様にペンギンの生態により近付いてもらい、誰も見たことのない南極海の美しさをご覧いただきたいです。

(c)BONNE PIOCHE CINEMA - PAPRIKA FILMS - 2016 - Photo : (c)Daisy Gilardini