ドラマ「べしゃり暮らし」デジきん役は駿河太郎と尾上寛之
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マンガ「べしゃり暮らし」ビジュアル(左)とドラマ版のビジュアル(右)。ドラマ版ビジュアルの左側が駿河太郎、右側が尾上寛之。
連続ドラマ「べしゃり暮らし」に駿河太郎と尾上寛之が出演する。
「べしゃり暮らし」は、森田まさのりによる同名マンガを原作とする作品。笑いに貪欲な“学園の爆笑王”上妻圭右と高校生ながら元プロ芸人の辻本潤が“きそばAT”というコンビを結成し、厳しい漫才の道へと踏み出すさまが描かれる。圭右役の間宮祥太朗、辻本役の渡辺大知に加え、矢本悠馬、寺島進、篠原ゆき子、徳永えりがキャストに名を連ねた。
駿河と尾上が演じるのは、プロ漫才コンビ・デジタルきんぎょの2人。“デジきん”と呼ばれ、圭右や辻本に大きな影響を与えるコンビだ。ボケ担当の金本浩史に扮した駿河は「僕なりに恐いイメージを作って行ったんです。そうしたら演出を担当する劇団ひとりさんに恐すぎると言われてしまいました(笑)。僕は元々“格闘家顔”なので見た目は恐いですが、性格は原作よりもう少し柔らかくなっていると思います」とコメント。ツッコミ担当である藤川則夫役の尾上は「劇団ひとりさんは、漫才に関してはライブ感を大事にされ、僕たち役者に対しては愛をもって接して下さいます。本当にいい現場です」と撮影について述べている。
「べしゃり暮らし」は7月にテレビ朝日系で放送スタート。毎週土曜23時15分よりオンエアとなる。
土曜ナイトドラマ「べしゃり暮らし」
テレビ朝日系 2019年7月放送スタート 毎週土曜 23:15~24:05
駿河太郎 コメント
オファーを受けたときの心境
「べしゃり暮らし」は、いつか実写化されるだろうと予想していましたが、まさか自分にお話が来るとは思っていませんでした。デジタルきんぎょの金本は、物語の中でかなり重要な人物なので、えらい役が回ってきたと責任も感じました。
金本は、愛のある人です。でも第一印象が恐いので、僕なりに恐いイメージを作って行ったんです。そうしたら演出を担当する劇団ひとりさんに恐すぎると言われてしまいました(笑)。僕は元々“格闘家顔”なので見た目は恐いですが、性格は原作よりもう少し柔らかくなっていると思います。
漫才シーンの撮影および尾上寛之の印象について
相方役が尾上さんだと知って、ほっとしました。以前ドラマで共演して芸達者なのは分かっていたので、アドリブを言ってもなんとかしてくれるだろう、とにかく尾上さんについて行こうと思いました(笑)。もちろん緊張はありますが、尾上さんから安心感をもらい、楽しんでやっています。
今回、僕たちの演じるデジタルきんぎょは、若手でも抜きんでているコンビという役どころなので、落ち着きや佇まいに関して劇団ひとりさんもかなり気を配られていました。その説得力を出すために、尾上さんと2人でとにかく練習をしました。それでも自分で漫才をやるのは慣れません。脇汗がヤバイです。えらいところに手を出してしまったと感じています。このプレッシャーを毎回感じながらネタを披露している芸人さんたちは本当にすごいですね。
劇団ひとりの印象
劇団ひとりさんは、役者がやり易いように現場の空気を作って下さる方です。お笑いに関しては、絶対的な信頼を寄せ、お任せしています。役者の自分たちでは太刀打ちできないので、アドバイスもそのままいただいて演じています。劇団ひとりさんがこの作品を演出されるのは本当に適役だと思います。僕たちの仕事は、面白いかどうか視聴者のみなさんに判断していただくしかないので、とにかくまずは見てほしいです!
尾上寛之 コメント
オファーを受けたときの心境
以前に森田先生原作のドラマ「ROOKIES」に出演させていただいたんですが、まさかまた森田先生の映像化作品でお声をかけていただけるとは思っていませんでした。この喜びは本当に大きいです。
原作の藤川は芸人としての道を切り開くために、体重を20キロ増やすんです。だから僕も太りたくて、オファーを受けてからひたすら食べ、短い期間でしたが、なんとか増量して、少しでも近づけるようにしました。藤川はものすごくおもしろい人なので、演じるプレッシャーは感じました。
漫才シーンの撮影について
漫才には慣れないですね。劇団ひとりさんに見ていただきながら、めちゃくちゃ練習しましたが、ステージに立つたび脚がガクガクします。相方役の駿河さんと2人で、1回やってしまえば落ち着くだろうと話していたんですが、実際には逆で、余計に緊張するようになりました。僕たちは、ドラマの撮影なのでやり直しもできますが、一回しかチャンスのない中でやっている芸人さんたちは本当にすごいと尊敬します。
駿河太郎の印象
駿河さんとは以前ドラマで共演して以来、親交があるのですが、初めて一緒に飲みに行って酔っぱらった駿河さんが、「めっちゃ旨いもんおごるわ」と、コンビニでお父さん(笑福亭鶴瓶)の麦茶を買ってくれたんです(笑)。あのときは、お父さんとの仲の良さを感じました。懐が深く、包み込んでくれるような存在なので、本当に(相方が駿河さんで)良かったと思いました。今回も、一緒に演じながらとても楽しい時間を過ごしています。
劇団ひとりの印象
劇団ひとりさんは、漫才に関してはライブ感を大事にされ、僕たち役者に対しては愛をもって接して下さいます。本当にいい現場です。
このドラマは、登場人物みんなが成長していく物語です。それぞれの人間関係を、劇団ひとりさんがしっかり演出されているので、細かい感情の動きなども楽しみにして欲しいです。僕たちに関しては、自分たちでも楽しみながらやっている漫才に、是非とも注目していただきたいです!