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池田エライザが写真集撮影で「まだまだやれるな」と覚悟、エスカルゴには敗北

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池田エライザ

池田エライザのファースト写真集「pinturita(ピントゥリータ)」の発売記念イベントが、本日6月9日に東京・SHIBUYA TSUTAYAで開催された。

「pinturita」は絵画、絵の具、色彩などを意味するスペイン語。本書ではスペイン系フィリピン人の母と日本人の父の間に生まれた池田が、自身のルーツをたどるため、スペインのバルセロナやカタルーニャ地方を訪れ撮影を行った。中世ヨーロッパの街並みに溶け込むハイセンスなファッションや、水着姿、ランジェリー姿を披露している。

池田は、初めての写真集を手に取った心境について「自分の写真集なんて需要がないと思い込んでいたので、事務所の方や、お世話になった方の後押しがなければできませんでした。ここまでたどり着けて幸せです」と語る。デビュー10周年を迎えるまで写真集を作らなかった理由として「恥ずかしかったんです。まるごと1冊に自分の顔があることが想像もできなかったのと、もっと中身のある人間になってから満を持して出そうと思っていたので」と明かす。続けて「でもいろんな方にアドバイスをいただいて、みんながみんな完璧な姿だけを見たいわけじゃないのかもしれないと思い、まだまだ未熟ですが、デビュー10周年の記念ということで制作させていただきました」と語った。

撮影の感想については「真冬の2月に行ったんですが、寒くて!」と苦笑し、表紙に使用されているカットを見ながらエピソードを紹介する。「山のてっぺんにある崖で撮ったんですが、暖かいところでのんびり撮影するというよりは、やる気満々だったので『ここで全部さらけ出してやる!』と思って挑みました。だからそういう意味では、寒くてよかったのかもしれません」と回想。「ベタですが、大きな地球と小さな私、という気分でした。あんなに大きなところで一生懸命叫んでがんばってみたら、まだまだやれるなと思い、覚悟を決めた瞬間の写真が表紙になりました」と明かす。MCが表紙の青空を称賛すると、池田は「それは撮影してくださった桑島(智輝)さんのお力ですね」と自身の腕をたたいておどけた。

お気に入りのカットとして、現地の牧場で出会った白馬・ピントゥリータにまたがる写真を挙げた池田。理由として「飼い主さんが初めてこの子に出会ったときに、なんてきれいな馬なんだ!と感動してこの名前を付けたそうなんです。すごくしなやかで賢くて、女の子の馬なんですが、恋しちゃうぐらいドキドキしたので、この名前を写真集にも付けたいなと思いました」と明かした。ダイエットを行い撮影に臨んだものの、現地の食文化に触れ「だんだんお腹がへこましにくくなりました」と笑う。印象的だった食事をたずねられると「皆さんエスカルゴを食べていましたね。思い出のネタとして食べたほうがいいとは思ったんですけど、調理された姿を見るとどうしてもダメでした……」と悔しそうな表情を浮かべた。

撮影を通じて感じた自身の変化を問われると、少し考えるような姿を見せ「今の事務所に所属してから10年、未熟な部分もあり日々更新していかなきゃいけない中で、気が付いたら自分のことを褒めたことがありませんでした」と述懐。「今回写真集を作るにあたっていろんな人と打ち合わせをして、スペインに行って撮影をして、本当に作れたんだな!と思ったときに自分のことを褒めてもいいかなと思えました」と晴れやかに述べる。MCが写真集の中で“エライザポーズ”を披露しているのかと質問すると、池田は恥ずかしそうに「していないですね。もう23歳なんで勘弁してください!」と苦笑した。

池田が主演を務めたホラー「貞子」と、出演作「映画 賭ケグルイ」は全国で公開中。中谷美紀と共演するNetflixオリジナルドラマ「Followers」は2020年初頭に世界190カ国でNetflix独占配信される。

(c)集英社 / 週刊プレイボーイ / 撮影・桑島智輝