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菅田将暉と小松菜奈W主演!中島みゆきの「糸」が映画に、監督は瀬々敬久

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左から菅田将暉、小松菜奈。

中島みゆきの楽曲「糸」に着想を得た映画「糸」の製作が決定。同作で菅田将暉と小松菜奈がダブル主演を務めることがわかった。

中島が知人の結婚を祝して作り、1992年に発表されたアルバム「EAST ASIA」に収録され、1998年には「命の別名」との両A面シングルとしてリリースされた同楽曲。映画では、平成元年生まれの男女・高橋漣と園田葵が出会い、別れ、平成の終わりに再び巡り会うまでが“生活者の視点から見た平成史の変遷”とともに描かれる。「ヘヴンズ ストーリー」や「64-ロクヨン-」2部作で知られる瀬々敬久がメガホンを取り、「永遠の0」の林民夫が脚本を手がけた。

「ディストラクション・ベイビーズ」「溺れるナイフ」など、これまでもたびたび共演してきた菅田と小松。漣役の菅田は「初めましての瀬々監督と、何度も共に闘ってきた小松菜奈というカップリングも純粋に楽しみです」と心境を明かし、葵役の小松は「曲の世界観を大切に、中島みゆきさんの歌詞を心の中に感じながら、これからの撮影に臨みます」と意気込む。中島は「また新たな『 糸 』に出会えるのを、楽しみにしています」とコメントを寄せた。

「糸」は7月から9月と冬の2度にわけて、舞台となる北海道、東京、沖縄、シンガポールで撮影予定。2020年に全国で公開される。

菅田将暉 コメント

誰もが通る巡り合わせの遊歩道、糸。
時に険しく、時に愉快な人間の性を、
原曲へのリスペクトを忘れずに、仕合わせを掴み取る気持ちで挑んでいきたいなと思います。
初めましての瀬々監督と、何度も共に闘ってきた小松菜奈というカップリングも純粋に楽しみです。
どうか、良いめぐり逢わせでありますように。

小松菜奈 コメント

多くの人々に愛され続けてきた「糸」、今回その物語の一部として参加できることを嬉しく思います。
曲の世界観を大切に、中島みゆきさんの歌詞を心の中に感じながら、これからの撮影に臨みます。
菅田さんとは何回か共演させていただき、過酷な撮影も一緒に乗り越えて来ました。
そんな同志のような2人だからこそ紡ぎだせる空気感を大事に、一意奮闘しながら、丁寧に描いていきたいと思います。
劇中2人はそれぞれの人生を歩みながら、出逢いと別れを繰り返します。
流れゆく時間の中で、仕合わせとは何か。その瞬間をしっかりと感じて、私らしい園田葵を演じられたらいいなと思います。
今回の作品で私たちが、どんな糸で、どんな布を織りなすことができるのか、とても楽しみです。

中島みゆき コメント

「 糸 」 は、とても素朴な曲ですから、
いろいろな方々に歌っていただく度に、
さまざまな色があらわれて、いつも驚かされています。
この度は映像の世界に用いていただくこととなり、
ありがとうございます。
また新たな「 糸 」に出会えるのを、楽しみにしています。

平野隆(原案・企画プロデュース)コメント

生きるということは“幸せ”を追求する営みだと思います。
でも生きていると、辛いこと苦しいことが多すぎて道を見失ってしまいそうになります。
この映画では、登場人物たちの出会いと別れが交錯し、同時に喜びと悲しみが交錯します。
彼らが最後にそれぞれの“仕合わせ”を見つけ出し、観客の皆様が幸せな気持ちで劇場を後にできる、
そんな映画にしたいと企画しました。
この映画の主人公達は平成という時代を駆け抜けていきますが、
その二人に平成を代表する若者である菅田将暉さん、小松菜奈さんを迎える事ができ、とても興奮しています。
100年後もきっと歌い継がれるだろう至極の名曲“糸に乗せ、
20人の名優たちが織り成す“愛”の物語を、2020年皆様にお届け致します。

瀬々敬久 コメント

自分たちがどこから来てどこへ行くのか。縦の糸が時間の流れなら横の糸は広がりと人との繋がり。
果たして、今、生きている時代をどう表したらいいのか、
過去から来た未来をどう今という時間を通じて紡いでいけばいいのか。
中島みゆきさんの「糸」という曲をどう解釈し映画としていくのか。大きな難問を課せられた気がします。
ただ、そこには菅田将暉さんと小松菜奈さんという果敢さと繊細さと勇気を持たれたお二人が存在しています。
その頼もしさの中で共に挑戦していきたいと思っています。

(c)2020映画『糸』製作委員会