“ボサノヴァの神様”ジョアン・ジルベルトの行方追う音楽ドキュメンタリー公開
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「ジョアン・ジルベルトを探して」ポスタービジュアル
“ボサノヴァの神様”と称されるブラジルのミュージシャン、ジョアン・ジルベルトの行方を追った音楽ドキュメンタリー「ジョアン・ジルベルトを探して」が、8月24日より東京・新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開される。
「イパネマの娘」「想いあふれて」などの楽曲で知られるジルベルト。2008年8月26日にブラジル・リオデジャネイロで開催されたボサノヴァ50周年記念コンサートへの出演を最後に、公の場に姿を現すことのないまま10年以上もの時が経った。ブラジル音楽を敬愛するフランス生まれの監督ジョルジュ・ガショは、ドイツ人ジャーナリストのマーク・フィッシャーが、ジルベルトに会うためリオデジャネイロに出向いた顛末を記した1冊の本に出会う。しかしフィッシャーはジルベルトに会えないまま、本が出版される1週間前に自ら命を断った。映画には、フィッシャーの旅に強く共鳴したガショが、彼の夢を実現すべくジルベルトゆかりの人々や土地を訪ね歩くさまが収められている。