マーク・ハミル、“現代版チャッキー”を記者会見で語る「イノセントな子供のよう」
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「チャイルド・プレイ」記者会見にて、左からラース・クレヴバーグ、マーク・ハミル。
「チャイルド・プレイ」の記者会見が、米ロサンゼルスのフォーシーズンズホテル ロサンゼルス・アット・ビバリーヒルズで現地時間6月8日に行われた。
本作は、凶悪な“殺人人形”チャッキーの恐怖を描いた「チャイルド・プレイ」シリーズ最新作。AI技術によって進化したチャッキーが、少年アンディを追い詰めていく。記者会見にはアンディ役のガブリエル・ベイトマン、母親役のオーブリー・プラザ、事件を捜査する刑事役のブライアン・タイリー・ヘンリー、チャッキーの声を担当したマーク・ハミル、監督のラース・クレヴバーグが出席した。
ハミルは「(1988年版は)大好きだった。僕は(チャッキーに声を当てた)ブラッド・ドゥーリフの解釈の大ファンだよ」とシリーズ1作目に敬意を示す。そして今回新たに描かれる“現代版チャッキー”について「この作品では、チャッキーに違う出自がある。それは連続殺人犯の魂じゃない。彼は本当にイノセントな子供のようなんだ。自分の周りで起きていることをただ学んでいるんだよ」と説明した。
ベイトマンは「(現場には)複数のアニマトロニクスのチャッキー人形があって、顔の表情を作ったり、動かすことができた。だからテニスボールとかテープの切れ端を相手にするのではなく、何かを相手に芝居できたのはとても助けになったよ」と撮影を回想。プラザは「脚本を読んだとき、若い母親を演じるというアイデアに興奮したわ。なぜなら、私の母も若い母親だった。だからキャラクターと多くのつながりを見つけられたの」と、自身の親子関係が役作りに及ぼした影響に触れる。シリーズの大ファンであるヘンリーは「(1988年版)の公開当時、僕はまだ子供だった。ほとんどのホラー映画は大人がやられるというものだったけど、(本シリーズでは標的が)おもちゃを持っている子供だった。子供におもちゃは重要だ」と熱弁した。
またクレヴバーグは、1982年にスティーヴン・スピルバーグが設立した製作会社アンブリン・エンターテインメントの作品との関連性に言及する。「僕にとって1980年代のアンブリン作品は、今でも大きな意味がある。困っている人がマジカルな経験をし、新しい存在や友人と関係を築いていくんだ。そういったことを通して、彼らの感情面での絆が生まれる」と述べ、「僕はこの脚本を読んで『E.T.』に通じるものをたくさん見つけた。(この作品は)少し1980年代っぽい。でもそれは主にアンディとチャッキー、彼らの関係を描写することに関してだよ」と、恐怖の根底に普遍的なドラマ性がある本作について語った。
「チャイルド・プレイ」は7月19日より全国で公開。
※「チャイルド・プレイ」はR15+指定作品
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