塚本晋也×池松壮亮×蒼井優「斬、」がヴェネツィア映画祭のコンペ部門に
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「斬、」ティザービジュアル
塚本晋也がメガホンを取り、池松壮亮と蒼井優が共演する時代劇「斬、(ざん、)」が、第75回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されることがわかった。
江戸時代末期の江戸近郊の農村を舞台に、時代の波に翻弄される浪人と彼に関わる人々を通して、生と死にまつわる問題を描いた本作。塚本が監督、出演、脚本、撮影、編集、製作を担当し、池松は文武両道で才気あふれる浪人、蒼井は浪人の隣人である農家の娘をそれぞれ演じた。
イタリア現地時間8月29日から9月8日にかけて開催される同映画祭。監督作「六月の蛇」「KOTOKO」で受賞するなど、ゆかりのある塚本は「初めての時代劇とともにヴェネチアの地を踏めるのがうれしいです」と出品を喜び、池松さん、蒼井さんらの素晴らしい演技を見ていただけるのが、一番の喜びです。同時に、今を生きる人たちの心に、鋭い刃を突きつけたいと思っています」と語る。
そして池松は「普段日本にいてもなかなか感じる事のできない手触り、映画を通して世界を体感する事がとても楽しみです」と、蒼井は「素晴らしい映画祭に連れて行ってくださる塚本監督にとにかく感謝しています。共演者として池松さんの芝居をヴェネチアの人たちに観てもらえることが本当に嬉しいです。日本の“色気”を感じてもらいたいです」と心境を明かした。
「斬、」は、11月24日に東京・ユーロスペースほか全国で公開。中村達也、前田隆成もキャストに名を連ねる。
塚本晋也 コメント
初めての時代劇とともにヴェネチアの地を踏めるのがうれしいです。
行く、というより、帰ってきた、と思わせてくれる映画祭。
池松さん、蒼井さんらの素晴らしい演技を見ていただけるのが、一番の喜びです。
同時に、今を生きる人たちの心に、鋭い刃を突きつけたいと思っています。
池松壮亮 コメント
ヴェネチア国際映画祭に初参加です。
作品にとても自信があるので、胸を張って向かいたいと思います。
普段日本にいてもなかなか感じる事のできない手触り、映画を通して世界を体感する事がとても楽しみです。
蒼井優 コメント
塚本監督おめでとうございます。この作品でヴェネチア国際映画祭に参加できて幸せです。
素晴らしい映画祭に連れて行ってくださる塚本監督にとにかく感謝しています。
共演者として池松さんの芝居をヴェネチアの人たちに観てもらえることが本当に嬉しいです。
日本の“色気”を感じてもらいたいです。
(c)SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER