“わたしの息子はヒトラーを追いつめた。そして…” 民藝「闇にさらわれて」
ステージ
ニュース
劇団民藝「闇にさらわれて」チラシ表
劇団民藝「闇にさらわれて」が、6月23日から7月3日まで東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで上演される。
2014年にイギリスで初演された「闇にさらわれて」は、マーク・ヘイハーストの戯曲。ナチズムが台頭する1931年のベルリンで、若き弁護士ハンス・リッテンはアドルフ・ヒトラーを殺人事件の証人として法廷に召喚し、反ファシズムの旗手としてその名をとどろかせた。しかしその後ヒトラー内閣が成立すると、ハンスは国会議事堂放火事件の混乱に乗じて拉致され、強制収容所へ送られてしまう。ハンスの母イルムガルトは、消息を絶った息子を救出するために孤独な闘いを始め……。本作のチラシ表では「わたしの息子はヒトラーを追いつめた。そして……」と作品が紹介されている。
日本初演となる今回は訳・演出を丹野郁弓が手がけ、イルムガルト役を日色ともゑが演じ、篠田三郎を客演に迎えて作品を立ち上げる。なお一部公演ではアフターイベントの開催も。6月28日13:30開演回では出演者との交流会が実施され、30日13:30開演回ではバックステージツアーが行われる。
劇団民藝「闇にさらわれて」
2019年6月23日(日)~7月3日(水)
東京都 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
作:マーク・ヘイハースト
訳・演出:丹野郁弓
出演:日色ともゑ、西川明、佐々木梅治、千葉茂則、横島亘、神敏将、岡山甫、大中耀洋、近藤一輝 / 篠田三郎