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「インクレ」監督が綾瀬はるから日本版キャストと再会「家族が集ったことに感謝」

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「インクレディブル・ファミリー」ジャパンプレミアの様子。

ディズニー / ピクサー最新作「インクレディブル・ファミリー」の監督ブラッド・バードとプロデューサーのジョン・ウォーカーが来日。本日7月25日に東京・品川インターシティホールで行われたジャパンプレミアに、日本版声優である三浦友和、黒木瞳、綾瀬はるからと出席した。

「Mr.インクレディブル」の続編となる本作は、かつてスーパーヒーローとして活躍していたボブ・パーとその家族の冒険を描くアクション。日本版では前作に引き続き三浦がボブ、黒木がイラスティガールこと母のヘレン、綾瀬が娘のヴァイオレット、高田延彦が悪役・アンダーマイナーに声を当てた。また新たに山崎智史が息子のダッシュ、小島瑠璃子がヴォイド、サンシャイン池崎がヘレクトリクスとして参加している。

イベントは“サンシャイン”改め“インクレディブル”池崎とキッズダンサーによるオープニングアクトでスタート。前説として「インクレ・ヒーロー・ダンス」のレッスンを受けていた観客は、池崎の動きに合わせダンスを披露した。続いてレッドカーペットを歩いたゲスト陣は、一家の赤ちゃんジャック・ジャックの能力にちなんだ緑のレーザーショーが行われる中、壇上へ。

前作が公開された2004年にも、三浦や黒木、綾瀬と対面したバード。「再集結してくれたのがうれしい。新しいダッシュも加わってくれて。前作から時間も経っている中で家族が集ったことに感謝したい。演技も素晴らしい」と感慨深げに挨拶する。6月15日に封切られたアメリカでは、アニメーション作品における全米歴代興行収入で新記録を打ち立てた本作。ヒットの要因を問われたバードは「理由は日本版のタイトルに含まれている。ヒーローものである前に、家族を描いているからだろうね」と明かした。

本作では一家の母ヘレンがヒーローのミッションを遂行している。「ボブの理解があってのヒーロー活動。ボブの愛が素晴らしいんです」と見どころを語る黒木は、さらに「家族の絆の物語。子供たちにも思いやりや正義感があります。どこの家庭にもある普遍的な絆を描いていると思います」と続けた。バードは「劇場で観たときに楽しいと思ってもらえる作品を意識した」と制作を振り返り、劇中でボブが育児に奔走することについて「ちゃんとした子育てというのは英雄的な行動なんだ」と話す。

綾瀬はアクションシーンのアフレコを回想。「声だけでアクションを表現をするのが難しくて。ブースの中でヴァイオレットと同じ動きをしながら声を出してました。(ファイティングポーズを取りながら)フンッ! ハッ!って(笑)」と話し、笑いを誘う。アメリカに留学している高校1年生の息子が現地でひと足先に本作を鑑賞していたと明かす高田。「ものすごく盛り上がったらしい。この年代の子たちはものをはっきり言うから信用できるんです。そういった年代の子供たちも本当に楽しいと思える作品。でもアンダーマイナーのことは覚えてなかった(笑)」と苦笑いを浮かべた。

最後にバードは日本のファンだけにある秘密を明かす。劇中で一家がテレビを観ているシーンに言及し「流れているのは僕が子供の頃に一番好きだった『科学少年J.Q』というアニメなんだ。当時の僕にはとても大人向けに感じた作品。ぜひ映画でチェックしてほしい」と述べた。

「インクレディブル・ファミリー」は8月1日より全国でロードショー。

※高田延彦の高ははしごだかが正式表記

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