トーハク×『びじゅチューン!』コラボ展 日本美術作品に「なりきり」体験
アート
ニュース
企画展『トーハク×びじゅチューン!なりきり日本美術館』が、9月9日まで東京・上野の東京国立博物館で開催されている。
同展は、アーティストの井上涼が作詞、作曲、歌、アニメーションを手掛けるNHK Eテレの番組『びじゅチューン!』と、東京国立博物館のコラボ企画。「なりきり」をキーワードに、『びじゅチューン!』で取り上げられた同館所蔵の5作品をピックアップして、来場者はそこに登場する人物や描いた人になりきり、作品の背後にある物語や、描かれた人々の暮らしを体感することができる。
会場では、葛飾北斎の浮世絵『冨嶽三十六景』の1図である『神奈川沖浪裏』の波をリアルサイズで体験する大型映像展示や、歌川広重の浮世絵『名所江戸百景』の1図である『大はしあたけの夕立』の雨の描線を消してスタンプで雨を降らせる版画体験展示、モニターに映し出された菱川師宣による『見返り美人図』の「美人」が、来場者の顔や手足の動きにあわせてポーズを取る体験展示、岩佐又兵衛の『洛中洛外図屏風 舟木本』に描かれた食べ物を探すクイズ形式の展示、岸田劉生の『麗子微笑』の麗子になりきる「デジタル顔はめ」が展開。
会期中、本館展示室などでは『びじゅチューン!』で取り上げられた作品も一部展示される。