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佐野勇斗、山崎賢人の魂受け継ぎ『里見八犬伝』で舞台初主演 「先輩に少しでも追いつきたい」

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リアルサウンド

 佐野勇斗が初主演を務める舞台『里見八犬伝』が、10月から11月にかけて上演されることが決定した。

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 本作は、山崎賢人主演で、2014年と2017年に上演された『里見八犬伝』を、新たに主演に佐野を迎え、2年5カ月ぶりに上演するアクションスペクタクル時代劇。2019年版はキャストを一新し、改めて作品の原点に立ち返り、内容をさらにグレードアップする。

 知勇に優れ、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌、8つの玉に導かれた8人の勇猛果敢な犬士(剣士)たちが出会い、立ちはだかる悪霊集団に果敢に挑み、戦いの末に悪を打ち滅ぼしていくという、滝沢馬琴原作の壮大な歴史ドラマを、時代ものの舞台作品に抜群の腕を振るう鈴木哲也が既存の物語設定をもとに書き下ろし、故・深作欣二監督の代表作でもある作品を、息子の深作健太が舞台版として演出する。

 今回が舞台初主演となる佐野が、主人公の犬塚信乃を演じる。2014年と2017年に山崎が演じた犬塚信乃役を、日ごろから山崎を慕っている後輩の佐野がその魂を受け継ぎ、新たな信乃役を創造する。

 原作『南総里見八犬伝』の故郷である千葉県館山市の千葉県南総文化ホール 大ホールで10月14日に開幕し、10月17日から21日にかけてなかのZERO 大ホールにて東京公演を開催。その後、11月に、大阪・梅田芸術劇場 メインホール、愛知(稲沢)・名古屋文理大学文化フォーラム 大ホールでの上演を予定している。

【佐野勇斗(主演)コメント】
今回、舞台『里見八犬伝』のお話をいただいた時、こんなにもスケールの大きい作品に舞台経験もほとんどない僕が、座長を務めさせていただいていいのか、正直とても悩みました。ですが、昔から殺陣にものすごく憧れがありましたし、何より犬塚信乃は、僕の尊敬する先輩である山崎賢人さんが演じられていた役柄ということもあり、役者としても、人としても成長したい、そして先輩に少しでも追いつきたいという想いから、挑戦させていただくことを決めました。正直、自信はないし、大きなプレッシャーも感じていますが、 僕の役者人生をかけて全力で挑みたいと思います。どうか楽しみにしていてください。

【深作健太(演出)コメント】
震災の翌年に生まれ、復興への祈りを込めて、数多くの素敵な役者さん達と一緒に作って来た『里見八犬伝』。特に思い入れの強い作品だけに、前回の2017年版が最後と思っていましたが、あえてもう一度、新しい世代に想いを伝えるべく、今回の演出をお引き受けする事になりました。佐野勇斗さん演じる犬塚信乃は野良犬のような男です。ハングリーな瞳を持つ佐野さんはじめ、 新たな八犬士が、令和の時代にどんな新しい〈一字〉を刻むのか。新コンセプトで挑む、光と闇の壮絶な戦いにご期待ください。

(リアルサウンド編集部)