マイルス・デイヴィスの「幻の作品」　『Rubberband』9月発売、全11曲収録

マイルス・デイヴィスのアルバム『Rubberband』が、9月6日にリリースされる。

1992年に65歳で死去したマイルス・デイヴィス。『Rubberband』は1985年にワーナー・レコーズと契約し、10月からレコーディングされていた作品で、ファンクやソウルの要素を取り入れたサウンドになる予定だった。マイルスが『TuTu』の録音を始めたことから日の目を見ることがなくなった『Rubberband』は、「幻の作品」として知られていたが、2018年には『RECORD STORE DAY』限定の4曲入りアナログ盤『RUBBERBAND EP』として、一部がリリースされていた。

リリースが発表されたアルバム『Rubberband』には全11曲を収録する。同作を完成させたのは、オリジナルセッション時のプロデューサーでもあったランディ・ホール、ゼイン・ジャイルズに加えて、1985年から1986年にドラマーとしてレコーディングに参加していたマイルスの甥、ヴィンス・ウィルバーン・ジュニア。ジャケットには当時のマイルスが描いた絵画が使用されている。Ledisiをフィーチャリングした楽曲“Rubberband Of Life”は配信サービスで聴くことが可能だ。