「この世界の片隅に」新バージョンが12月に公開!特報も解禁
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「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」ティザービジュアル
「この世界の片隅に」に新規場面を追加した「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」が12月に公開決定。あわせてYouTubeにて特報が解禁された。
「この世界の片隅に」と同じく監督・片渕須直、主演・のんというタッグで制作される本作には、こうの史代による原作から複数のエピソードを追加。主人公・すずが嫁ぎ先の街で出会った女性リンとの交流により、リンと夫・周作とのつながりを感じてしまう昭和19年秋から昭和20年春にかけてのエピソードや、妹・すみを案じながら迎える枕崎台風のシーンなどが描かれる。新規場面を追加することで一部主題が変わってくることから、新たなタイトルを冠したもう1本の映画として制作された。主題歌と劇中歌は前作に引き続きコトリンゴが担当。新曲も制作する予定だ。
公開された映像では、指に付けた紅でリンの横顔が描かれる様子や「リンさんを捜して。そう、うちの声が言うのが聞こえた」というすずのセリフが収められた。片渕は「明るくぼーっとした人のように見えるすずさんが自分以外の『世界の片隅』と巡り合うとき、すずさんの中にはどんな変化が生まれるのでしょうか。すずさんの中にあったほんとうのものを見つけてください」とコメントしている。
「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」は、東京・テアトル新宿、ユーロスペースほか全国で公開。
片渕須直 コメント
戦争しおってもセミは鳴く。ちょうちょも飛ぶ。そして、人には人生がある。
それが戦争中であっても。明るくぼーっとした人のように見えるすずさんが自分以外の「世界の片隅」と巡り合うとき、すずさんの中にはどんな変化が生まれるのでしょうか。
すずさんの中にあったほんとうのものを見つけてください。
(c)2018こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会