「キングダム」に見る日本の娯楽大作の未来とは?活弁シネマ倶楽部で分析
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左から森直人、徐昊辰。
Web番組「活弁シネマ倶楽部」の最新回がYouTubeで配信中。現在上映中の「キングダム」について、映画評論家の森直人と映画ジャーナリストの徐昊辰が語った。
紀元前の中国春秋戦国時代を舞台に、大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指すのちの秦の始皇帝・えい政の姿を描く「キングダム」。山崎賢人、吉沢亮らが出演し、「BLEACH」の佐藤信介が監督を務めた。
番組では、徐が中国の歴史上の人物を挙げながら原作者・原泰久の調査能力を評価する。また「キングダム」を切り口とした日本の娯楽大作映画に関する話題も。森は、佐藤が手がけた「アイアムアヒーロー」がその年のキネマ旬報ベストテンで票を得られなかったことに触れつつ、「(大作では)予算の少なさはそのままハンデになる。映像技術、テクノロジーの発展などと密接な環境で作るため、それらの影響をモロに受けるのが大作路線」と現状を分析している。
※山崎賢人の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
※えい政のえいは上に亡、中に口、下左から月、女、迅のつくりが正式表記