Snow Man、勢い乗るグループの特徴は? 身体能力、プロ意識、努力の3点から探る
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地上波のテレビ番組にも次々と出演し、活躍の幅を広げているジャニーズJr.たち。ファン以外の視聴者にも着実と認知されつつある状況だ。そこで、前回のSixTONESに続き、人気ジャニーズJr.グループに焦点を当ていこうと思う。今回は、ジャニーズの真骨頂である舞台を確かなスキルで支えるSnow Manの特徴を振り返る。
Snow Manは深澤辰哉、佐久間大介、渡辺翔太、宮舘涼太、岩本照、阿部亮平、向井康二、目黒蓮、ラウールの9人組グループ。もともとは深澤、佐久間、渡辺、宮舘、岩本、阿部の6人で活動しており、『滝沢歌舞伎』や『DREAM BOYS』などにコンスタントに出演し続けるなど舞台を中心に活躍してきた。そして2019年1月に向井、目黒、ラウールが加入。それ以降、舞台だけにとどまらない幅広い活動をしている。実際、向井は『親愛なる、あだな様』(テレビ東京系)、阿部は7月3日放送の『くりぃむクイズ ミラクル9 3時間SP』(テレビ朝日系)、宮舘は7月23日放送の『夢食堂の料理人~1964東京オリンピック選手村物語~』(NHK総合)への出演が決まっており、渡辺、岩本、目黒、ラウールの4人は7月22日スタートのドラマ『簡単なお仕事です。に応募してみた』(日本テレビ系)でドラマ初主演を務めることが決まっている。今、まさに乗りに乗っている彼らの魅力を3つのポイントから見てみよう。
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■身体能力の高さ
Snow Manの名刺代わりになっているのが、その身体能力の高さだろう。ジャニーズの中には、ダンスを得意としているグループが少なくない。Snow Manもその一つだが、彼らの場合はなんと言ってもアクロバットがすごい。バク転は朝飯前、大技アクロバットも次々と繰り出す。この武器を活かして、これまで多くのジャニーズ舞台を盛り上げてきた。Snow Manにとって初めてのCMとなった「ロックアイス」のCMでも、そのアクロバットの素晴らしさが見られる。メンバーたちがバク転やフロントフリップ、バタフライツイストなどを披露し、さらに佐久間は深澤と岩本を土台にした高さのあるバク宙も披露。「THEジャニーズ」なパフォーマンスをたっぷり味わいたいなら、Snow Manを見れば万事解決だ。
■職人気質のプロ集団
彼らの舞台出演歴は実に華々しい。ジャニーズの伝統芸となりつつある『滝沢歌舞伎』は2012年から7回連続出場し、主演を務めていた滝沢秀明がプロデューサーに回った『滝沢歌舞伎ZERO』ではメインキャストを務めた。他にも『DREAM BOYS』や『ジャニーズ銀座』、『少年たち』などにもコンスタントに出演している。これだけ多くの舞台に彼らが出演している理由はなんと言っても、メンバーたちが職人気質であるがゆえだろう。2019年3月に行なわれた単独コンサートなどからも分かるが、Snow Man単独でパフォーマンスした場合、確実に華がある。しかし一度先輩グループの舞台に出演すると、メンバー一人ひとりが自ら放つその華を消し、盛り上げることに徹底しているのである。自分たちの役割を正しく理解し、高いプロ意識のもと舞台に立つ。この切替ができる彼らは、ジャニーズJr.随一の職人集団と呼ばれるにふさわしい存在なのである。
■並々ならぬ努力を続けるストイックさ
どんなパフォーマンスもサラリとやってのけるSnow Man。2019年3月8日から4週連続で放送された連続ドキュメンタリー番組『RIDE ON TIME~~時が奏でるリアルストーリー~』(フジテレビ系)の中では、1月に関西ジャニーズJr.から加入した向井が苦悩する様子が映し出されていた。がむしゃらに練習する姿は、視聴者の心を打った。しかし、オリジナルメンバーである深澤、佐久間、渡辺、宮舘、岩本も最初からアクロバットができたわけではない。以前『ビビット』(TBS系)に出演した際、「自分たちで武器を付けたいと思って、研究を重ねて練習した」と語っていたことがある。「アクロバットといえばSnow Man」と言われている今のポジションに到達するまでには、想像を絶する努力を重ねてきたのだろう。それもこれも彼らのストイックさあってこその実現できたグループ像だろう。
世間が想像する「ジャニーズのパフォーマンス」を具現化した存在であるSnow Man。トークでは明るく我々を楽しませてくれるが、その影には信念と努力が隠されている。それを知ってしまったら、もう、Snow Manを応援せざるを得ない。この先もそのスキルで多くの人を虜にしていってほしい。(高橋梓)