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片寄涼太が声優に。この夏、“胸キュン”と“切なさ”で一生ものの恋をしたくなる!

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片寄涼太

アニメ映画『きみと、波にのれたら』は、日本アカデミー賞最優秀アニメーション賞受賞作品『夜は短し歩けよ乙女』などで世界が注目するアニメーション監督・湯浅政明の待望のオリジナル最新作。“したたかに生きなければという世の中で、純粋な主人公を波にのせてあげたいと思った”と監督が語るこの作品は、そっとあなたの背中を押す物語である。

声の出演は、主人公の “港(みなと)”役にGENERATIONS from EXILE TRIBEでボーカルを務める片寄涼太、港と恋に落ちるヒロイン“ひな子”役に川栄李奈、そして港の妹役に松本穂香、港の後輩に伊藤健太郎と最旬豪華キャストが脇を固める。

大学入学を機に海辺の街へ越してきたヒロインのひな子は、サーフィンが大好きで、波の上では怖いものなしだが、自分の未来については自信を持てずにいた。ある火事騒動をきっかけに、ひな子は消防士の港(みなと)と出会い、ふたりは恋に落ちる。お互いがなくてはならない存在となっていくが、港は海の事故で命を落としてしまい、大好きな海を見られなくなるほど憔悴するひな子が、ある日ふと、ふたりの思い出の歌を口ずさむと、「ひな子のこと、ずっと助けるって約束したろ?」と水の中から港が現れる。再び会えたことを喜ぶひな子だが……。2人の淡い恋を、湯浅政明作品ならではの鮮やかなアニメーションにのせていく。

今回初めて声優に挑戦する片寄は、「声優の経験がない僕に、湯浅監督の映画の主演をやらせて頂けることに少し驚きましたが、周りのスタッフの方々が凄く暖かくて、声優のイロハから教えて頂きました。お芝居だと結構ボソボソと話すことも、体の全身が映るからその空気感で表現として成立するんですけど、声優は声だけなので、ある程度声がしっかりしていないとダメなんだなっていうのを感じました。あんまり抜きすぎないように、しっかりと声を出していくという喋り方を掴むのに時間がかかりましたし、それはとても勉強になりました。」と語った。

また、物語のキーであり、片寄がメインボーカルであるGENERATIONS from EXILE TRIBEが主題歌をつとめる『Brand New Story』は、映画のために書き下ろされた。

劇中、片寄と川栄が2人で口ずさみながら歌うシーンがあるが、元々は別々に収録する予定だったが、「2人の空気感を出すには一緒に歌う方がいいと思うので、一緒にブースに入って歌うのはどうですか?」と片寄から川栄に提案した。川栄は「歌手の方と歌うなんて公開処刑だ(笑)」と、最初嫌がっていたが、片寄の思惑通り見事に恋愛初期の幸せ感を醸し出しており、見ている人の胸をキュンキュンとさせた。

また、この物語の中心にある「生と死」に対して、片寄は「完成した映画を観た時に『世のため、人のためになる作品だな』って思いました。家族でも、友人でも、ペットでも、いつか別れは来て、その現実とどう向き合うのか、どう前に進むのかというのは、人それぞれだと思うけど、でも残された者は、辛くても前に進まないといけない。そのメッセージがダイレクトに伝わってくる作品なので、そんな作品に携わらせて頂いてよかったなって思いましたし、もし僕が港と同じ状況になったら、忘れないでいて欲しい。たまに思い出して笑い話にでもしてもらいたいなって思いますね。そんな気持ちで『重くならないように』、港が死んだ後も演じました」と語った。死後の港のトーンを「どういうテンションがいいのかな?」ということは片寄自身も迷い、現場で何度も相談して決めたと言う。片寄が演じた死後の港は声のトーンに暗さや重さが無く、「死んでしまった切なさ」というのがあまり出ていない代わりに、「側にいるけど、でもやっぱり居ない」という現実がより切なく伝わってくる。

すでに試写会が行われている今作は、「2人の恋に胸が熱くなりました。そして、色々な事にも挑戦してみようという自信もつきました」や、「奇跡、偶然が重なって惹かれ合う2人がとてもキラキラしていました。とても心に響く映画でした。大事な存在見つけよう。そう思いました」などの声がホームページのREVIEWにも届いており、すでに話題となっている。

『きみと、波にのれたら』
6月21日(金)より全国公開

(撮影/高橋那月、取材・文/若村幸江)

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