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KinKi Kids 堂本光一、舞台に向き合う本気の姿勢 『Endless SHOCK』大阪公演開催を機に考察

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リアルサウンド

 堂本光一が主演し、今春には上演1700回を達成した舞台『Endless SHOCK』。9月から梅田芸術劇場メインホールで、約2年ぶりとなる大阪公演開催が決定した。そこで今回は改めて、彼の舞台に向き合う姿勢を改めて考察したい。

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 6月15日に放送された『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)では愛宕神社の石段を見て、「88段」(正解は86段)とニアミスな回答をした光一。「私の場合は、自分が階段落ちてるのが22段なんですよ。で、あのくらいの高さだろうなっていうので」と『Endless SHOCK』での経験から予想し、「落ちるのは得意だけど、上るのは不得意よ」と述べていたのも印象的だった。

 2018年には『ナイツ・テイル-騎士物語-』で“ミュージカル界のプリンス”井上芳雄と共演し、さらなる経験を重ねてきた。そんな井上とは『第73回トニー賞授賞式』生中継出演のため、ともにニューヨークへ。その際を振り返り、井上は「光一くんは演出もしているからか、舞台裏の事にすごく興味を示していて。(中略)光一くんは「(幕や照明を吊るす)バトンを何本使っているんだろう」とか「あの装置はどこにしまっているんだろう」など、そういうところも含めて楽しんでいるみたいでした」と語っていた(参考:SPICE)。主演を務める一方で、演出も手がけてきた光一ならではの視点だ。実際、光一自身も「僕はものづくりが好きで、本番よりも稽古が好きなタイプ」と話している(参考:AERA dot.)。今年春の『Endless SHOCK』でもオーケストラを増やしたり、新曲を入れるなど新たな挑戦を続けている。

 そんな“裏方気質”な部分のある光一だが、舞台に立てば主演らしい華やかな輝きを放つ。ふぉ~ゆ~の松崎祐介も「『Endless SHOCK』の(堂本)光一くんのような立ち姿というか。かっこいいじゃないですか、どこを見ても。それを超えます。堂本光一を超えます」と“光一越え”を目標にするほど(参考:マイナビニュース)。主演と演出、どちらも全力でーーそこには並々ならぬ努力があることは容易に想像がつく。『おはよう日本』(NHK総合)で光一は「生きる上で何にも代えられない幸福がエンターテインメントにはある」とも語っていた。彼にとって舞台はまさに“ライフワーク”なのだろう。「Show must go on」。40歳を迎えてもなお、光一の舞台、そして新たなる挑戦は続くのだ。

 ラジオやバラエティでは堂本剛と長年の夫婦のようなリラックスした掛け合いを見せる一方、舞台に向き合う時は常に全力、そして本気。そんなギャップもまた観ている側の心をくすぐる。『Endless SHOCK』は来年、初演から20周年を迎える。“常に挑戦者でいたい”という光一のこと、まずは大阪公演を楽しみに待ちたい。(竹上尋子)