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風車で村を救った14歳の少年の姿が キウェテル・イジョフォー監督『風をつかまえた少年』予告編

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リアルサウンド

 8月2日公開の映画『風をつかまえた少年』の予告編が公開された。

参考:映像はこちら

 本作は、2001年に大きな干ばつが襲ったアフリカの最貧国のひとつマラウイを舞台に、飢饉による貧困のため通学を断念した14歳の少年ウィリアム・カムクワンバが、図書館で出会った1冊の本を元に、独学で廃品を利用した風力発電を作り上げ、家族と自身の未来を切り開いた実話を映画化した人間ドラマ。カムクワンバのこの体験をもとにした本『風をつかまえた少年』(文藝春秋刊)は、瞬く間に話題となり、世界23カ国で翻訳された。

 監督は、構想10年をかけ初の長編デビューを果たした『それでも夜は明ける』のキウェテル・イジョフォーが務めた。

 公開された予告編では、枯れ果てた畑と食糧難に困り果てる父トライウェル(キウェテル・イジョフォー)とその家族の姿が。学費が払えなくなり中学校を退学になってしまった14歳のウィリアムは、図書館で見つけた一冊の本から、風車を使って電力を起こし水を手に入れる方法を知る。しかし、科学ではなく、いまだに祈りで雨を降らせようとする村では最愛の父でさえウィリアムの行動を理解せず「こんな時に何をしている? ふざけるな! 耕せ!」と大反対し激昂。友達からも「あの風車はオモチャか?」と突き放されてしまう始末。それでも、家族を助けたいという真っ直ぐな思いで、実験を繰り返し挑戦をやめないウィリアムの姿に周りが徐々に動かされていくさまが映し出されている。ナレーションは、『ヲタクに恋は難しい』などの若手声優・伊東健人が務めた。(リアルサウンド編集部)