佐々木蔵之介が「ひとよ」で白石組初参加、音尾琢真、筒井真理子ら追加キャスト発表
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「ひとよ」第2弾キャスト一覧。上段左から音尾琢真、佐々木蔵之介、筒井真理子。下段左から浅利陽介、韓英恵、MEGUMI、大悟。
白石和彌が監督を務める「ひとよ」の第2弾キャストが発表され、佐々木蔵之介、音尾琢真(TEAM NACS)、筒井真理子らが出演することがわかった。
本作は、15年前に起きたある事件がきっかけで別々の人生を歩んでいた稲村家の母と3兄妹が再会し、崩壊した絆を取り戻そうとするさまを描いたヒューマンドラマ。フリーライターとして働く次男・雄二を佐藤健、人とのコミュニケーションに苦手意識を持つ長男・大樹を鈴木亮平、スナックで働いて生計を立てる長女・園子を松岡茉優、母こはるを田中裕子が演じる。
今回発表されたのは稲村家を取り巻くキャスト7名。稲丸タクシーの新人ドライバーで別れた妻との間に17歳の息子を持つ堂下道生を佐々木、こはるの甥にあたる稲丸タクシーの2代目社長・丸井進を音尾が演じ、未亡人で一人娘を養う稲丸タクシーの事務員・柴田弓に筒井が扮する。また、雄二の同級生で稲丸タクシーのドライバーとして働く歌川要一役で浅利陽介、同じく雄二の同級生でドライバーの牛久真貴役で韓英恵が出演し、別居中の大樹の妻・稲村二三子にMEGUMI、稲丸タクシーに乗り合わせるチンピラ・友國淳也に大悟(千鳥)がキャスティングされた。
佐々木は初参加となる白石組について「撮影の流れ、段取り、雰囲気がとても良く、この空気は良い作品になると感じました。丁寧に作られた作品になっていることは間違いないです」とコメント。一方で、白石の監督作には9度目の参加となる音尾は「相変わらず現場の雰囲気は良くて、落ち着くお家に帰ってきたような、故郷に帰ってきたような感覚になりました。作品の手ごたえは自分には分からないですが、ただ白石監督が撮っているのだから大丈夫だと思っています」と信頼を寄せた。筒井、浅利、韓、MEGUMI、大悟のコメントは下記に掲載してる。
「ひとよ」は11月8日より全国でロードショー。
佐々木蔵之介 コメント
初参加の白石組は、撮影の流れ、段取り、雰囲気がとても良く、この空気は良い作品になると感じました。丁寧に作られた作品になっていることは間違いないです。親子、兄弟、家族……日本に限らず世界に共通する問題で、非常に普遍的な映画になる気がしています。映画をご覧いただく皆さんが、特別な家族に、どれだけの感情を乗せていただけるか、もし乗ってきていただけたとしたら高いハードルを越えてきてくださったことになるので、この映画はそういう面で挑戦した作品になっていると思います。同じ観客の立場としても、出来上がりの作品を楽しみにしています。
音尾琢真 コメント
白石監督は温厚な方なので、相変わらず現場の雰囲気は良くて、落ち着くお家に帰ってきたような、故郷に帰ってきたような感覚になりました。作品の手ごたえは自分には分からないですが、ただ白石監督が撮っているのだから大丈夫だと思っています。この作品も世界に羽ばたき、日本だけでなく世界中の皆さんに楽しんでいただけるようなものになったらいいなと思っています。
筒井真理子 コメント
白石監督の作品を数多く拝見していて、作風から緊張感のある現場かなと思っていましたが、すごく柔らかくてみんな楽しげで、ちょっと意外でした。良い意味で緊張感を抜いていただける現場で、リラックスして監督の思う世界に入れたかと思います。出来上がりを楽しみにしています。
浅利陽介 コメント
白石組が初めてなので、自分が持っている引き出しや芝居のアプローチがうまく白石監督や他の役者さんのヒントになるといいなと思い、撮影に挑みました。クランクアップして、撮影が終わったという達成感と、もう少し撮影現場に居たかったという気持ちが入り混じっています。稲丸タクシーの現場は、ゆったりした時間が流れていたのでリラックスした状態で撮影ができました。台本を読んだ限り、ズシッと残るものがあり、最後に家族の愛っていいなと思ったので、皆さんにも伝われば嬉しいなと思います。それぞれの個性的なキャラクターが相まって、どんなクライマックスになるのか、期待しています。
韓英恵 コメント
モー(牛久真貴の愛称)はヤンキーながら、稲丸タクシーを支えていく気持ちがあり、頼り甲斐のあるキャラでありたいと思い演じました。白石監督とは助監督時代にご一緒したことはありますが、監督作品への参加は初めてでした。撮影当初は不安もありましたが、監督が役者の芝居にきちんと向き合ってくれて、のびのびと演じることができました。全力を出し切ったのでクランクアップして率直に寂しく、まだあの世界に浸っていたい気持ちが残っています。
MEGUMI コメント
スタッフの方全員の想いが一つになった空気感が、本当に気持ちが良く、私もこの場にいれて幸せだなという思いとプロフェッショナルさを感じた現場でした。役柄と同じく私も子供がいるので、感情移入できた部分があり、心が震えるような場面が何度もありました。出演するほぼ全シーンが怒りに震えていて、激しくて、台本を最初に読んだ時よりも何百倍も肉体的に削られましたが、精神的には鈴木亮平さんに監督、そしてスタッフさんに今までの自分にないものを引き出していただき感謝しています。インターネットが流通し、実際に会話するよりもテキストや絵文字でのやりとりがメインになっている世の中とは真逆で、自分の辛さ、弱さ、喜びをぶつけ合っている、すごく人間らしい家族の話です。観た方もちょっと思ったことを言ってみようかなとか、家族に辛いことや喜びをシェアするような、共感のきっかけになったらいいなと思います。
大悟(千鳥)コメント
白石監督は、「孤狼の血」とかを観て、勝手にめちゃくちゃ怖い人かなと思っていたら、すごい物腰の柔らかい方でビックリしました。「クセ」は強くなかったですね。とても優しい、紳士な方でした。撮影は、緊張しました。フワッフワしたまま、こんなことになるんや、と思いました。
(c)2019「ひとよ」製作委員会