「るろうに剣心」最終章がクランクアップ、佐藤健「この作品は僕の誇り」
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左から大友啓史、佐藤健。
佐藤健が主演、大友啓史が監督を務める「『るろうに剣心』最終章」が、去る6月7日にクランクアップを迎えた。
本作では、佐藤演じる剣客・緋村剣心の十字傷の謎に迫る物語や縁(えにし)との戦いが、動乱の幕末期と明治維新後の新時代を通して描かれる。2018年11月4日のクランクイン後は、京都、奈良、滋賀、三重、兵庫、熊本、広島、栃木、埼玉、静岡、大阪、長野など全国43カ所で7カ月以上にわたる大規模な撮影が行われ、参加したエキストラはのべ6000人に及んだ。
大友は「さまざな困難をみんなの力で乗り越えた、まさに伝説に残るといっても過言ではないハードな撮影だったと思います。臨場感にあふれた、迫力のある素晴らしい映像がたくさん撮れています」と撮影をともにしてきたキャストやスタッフに感謝を伝える。そしてこれから1年かけて行う編集作業については「ここまでのみんなのがんばりに応えられるよう、もう一度気を引き締めて、作品に魂を込めていきたいと思っています。東京オリンピックに負けない“るろうに旋風”を、再び世界中に巻き起こせるような、すべての人が楽しめる刺激的で圧倒的パワーを持ったエンタテインメント作品に仕上げたい」と意気込んだ。
2012年公開の「るろうに剣心」以降、本シリーズの主演を務めてきた佐藤は「この作品は言うまでもなく僕の誇りで、これまでもこれからも『るろうに剣心』を背負っていきます。特に今回のエピソードはこのシリーズを語る上で避けることはできないですし、絶対演じたいと思っていました。そしてただ描くだけじゃなく、圧倒的なクオリティをもって映画史に名を残す、という使命にも似たような気持ちもありました」と心境を明かす。さらに彼は「好きな役を演じる喜びを感じ、本当に幸せでした。当然ながら思い入れも半端じゃないですし、この現場が大好きでした」と撮影の終了を惜しむ。なお佐藤のクランクアップ時には、原作マンガを手がけた和月伸宏から「剣心を演じてくださりありがとうございました!! 心より感謝します!!」という直筆メッセージ入りの色紙が贈られた。
「『るろうに剣心』最終章」は、2020年夏に2作連続で全国公開される。
(c)和月伸宏/集英社 (c)2020「るろうに剣心」最終章 製作委員会