「これが僕たちの紅葉鬼です」陳内将・菊池修司らの舞台「紅葉鬼」開幕
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舞台「紅葉鬼」囲み取材より、左から菊池修司、陳内将、町田慎吾。
本日6月28日、舞台「紅葉鬼」が東京・品川プリンスホテル クラブeXで開幕した。
脚本を葛木英、演出を町田慎吾が手がける本作は、桜日梯子によるマンガ「抱かれたい男1位に脅されています。」の劇中劇「紅葉鬼」を舞台化した作品。
昨日6月27日には囲み取材が実施され、出演者より西條高人 / 経若役の陳内将、綾木千広 / 繁貞役の菊池修司、そして演出の町田が出席した。陳内は今回の「紅葉鬼」が、マンガ「抱かれたい男1位に脅されています。」には数シーンしか登場しないことに触れて、「いわゆる2.5次元とは違う気持ちで、オリジナルの作品を皆さんと一緒に作れたと思っています」と胸の内を語る。
菊池が「僕は言葉で伝えることが苦手で……」と切り出すと、陳内が微笑んで「通訳いたしますので」と先を促し、仲むつまじさをのぞかせる。菊池は陳内の言葉に笑ってうなずきながら、本作が劇中劇であることに言及して、「こういった作品をやらせていただけることは、最近の舞台業界では珍しいことで、舞台『紅葉鬼』の強みだと思う」とアピール。続けて、「作り上げてきたものを、ケガなく安全第一でお客様に届けたい」と気合十分に話した。
初めて演出を手がける町田は、円形の舞台を客席が囲む今回の会場で、客席通路を使用したシーンがあることを明かし、「お客様の心が震えるような作品になるよう演出したつもりです」と自信をのぞかせる。また出演者の印象を問われると、「陳内くんは包容力がすごい。彼は台本を読み込んで深く考えながら演技しています。菊池くんは考えたものをまっすぐに出してくる。経若と繁貞にぴったりだなと」と2人に厚い信頼を寄せ、「2人とも笑顔がかわいくて(笑)。初めての演出作でご一緒できて光栄です」と笑顔を浮かべた。
会見では、キャストの2人が互いの印象を述べる場面も。陳内と菊池は共に2016年の「露出狂」に参加していたものの、トリプルキャストだったため共に舞台に立つことはなかったという。当時、舞台経験が少なかった菊池は「台本の読み方も役作りの基礎も全然わからなくて……陳内さんや先輩方にお世話になった」と言い、「3年を経て、陳内さんの目に映る僕をよりよいものにしたい」と陳内に視線を送る。菊池のコメントを受け、陳内も「ビジュアル撮影の日に『あっ、ちゃんじんさん』って話しかけてきてくれた。人懐っこいところや独特な空気感が変わっていなくて安心しました」と話し、「日に日に地に足がついて、たくましくなっていく繁貞を見てうれしかったです。俺も負けずにがんばろうと思えました」とコメントした。
最後に陳内が「舞台『紅葉鬼』を楽しみにしていてくださった方、お待たせしました。『ああ、待っていてよかった』と思っていただける作品になっていますので、胸を張ってお届けします。これが僕たちの『紅葉鬼』です! ぜひ楽しみにしていてください」と挨拶し、取材を締めくくった。
本作には陳内、菊池のほか、山崎晶吾、中村太郎、鐘ヶ江洸、高木俊、小野川晶、鎌田英怜奈、富田翔、今井靖彦らが出演している。上演時間は休憩10分を含む約2時間15分を予定しており、公演は7月7日まで。なお7月7日16:00に開演する千秋楽公演は、DMM.comでライブ配信される。
舞台「紅葉鬼」
2019年6月28日(金)~7月7日(日)
東京都 品川プリンスホテル クラブeX
原作:桜日梯子「抱かれたい男1位に脅されています。」(月刊マガジンビーボーイ連載 / リブレ)
脚本:葛木英
演出:町田慎吾
キャスト
西條高人 / 経若:陳内将
綾木千広 / 繁貞:菊池修司
帝:山崎晶吾
伊賀:中村太郎
頼正:鐘ヶ江洸
熊武:高木俊
呉葉:小野川晶
おまん:鎌田英怜奈
殺陣衆:細川晃弘、白崎誠也、久田悠貴、坂本和基、福田圭佑、榮桃太郎
摩爬:富田翔
維茂:今井靖彦
※山崎晶吾の「崎」は立つ崎(たつさき)、高木俊の「高」ははしご高が正式表記。
(c)DO1 PROJECT/舞台「紅葉鬼」製作委員会