ロメロ「ゾンビ」115分の日本初公開版が40年ぶりに復元、全国公開決定
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ジョージ・A・ロメロが監督を務めた「ゾンビ」の初公開復元版が全国で公開される。
ゾンビ映画の金字塔として知られ、日本では1979年に初めて封切られた本作。127分の米国劇場公開版、119分のダリオ・アルジェント監修版、139分のディレクターズカット完全版とさまざまなバージョンが存在している。初公開復元版は、当時の配給会社・日本ヘラルド映画が、ダリオ・アルジェント監修版にゾンビ発生の状況説明を加え、過激描写に独自の編集を施した115分のもの。現在、ソフト化や配信もされておらず、劇場公開時にしか観ることができなかった。
日本公開から40年となる2019年、幻のバージョンを復元し劇場公開に向けて応援サポーターを募るクラウドファンディングが始動。スタートからわずか14日間というスピードで、当初の目標金額500万円を達成し、このたび劇場公開が決定した。11月28日には東京・渋谷にて特別上映イベントも開催される。このイベントに本作の主演俳優を招聘するべく、クラウドファンディングはMakuakeにて8月9日まで継続。750万円達成で1人、850万達成で2人のゲストを日本に招く予定だ。俳優の候補にはケン・フォリー、スコット・H・ライニガー、ゲイラン・ロスが名を連ねている。
「ゾンビ-日本初公開復元版-」の公開日や劇場の詳細は続報を待とう。
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