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木村拓哉、ラジオ番組最終回でリスナーに感謝伝える「しんどい時には励ましてもらいました」

音楽

ニュース

リアルサウンド

 木村拓哉が、パーソナリティを務めるラジオ番組『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』(TOKYO FM)が、7月27日の放送をもって最終回を迎えた。

(関連:木村拓哉、23年半に渡り旅を続けてきた思い出の船 レギュラーラジオ番組『ワッツ』終了に寄せて

 1995年1月にスタートして以来、23年に渡り同番組のパーソナリティを務めてきた木村だが、8月より新番組『木村拓哉 FLOW』を担当することが発表されている。番組冒頭、木村は「このワッツ、1995年1月からずっと続けてきたわけなんですけど、今日が最後です。『嘘でしょ?』って思った人いると思うんですが、ラストです。だからといって湿っぽいのは似合わないので、大切なみんなといつも通りな感じでクルージングしていきたいと思います」とあくまで通常通りの最終回にすることを約束し、“ワッツらしい曲”としてGuns N’ Roses「Sweet Child O’ Mine」を選曲した。

 リスナーからのメールをきっかけに、最終回で好きなアニメの話をしだす木村。最近一番多かったメッセージとして、明石家さんまプロデュースのドラマ『Jimmy』(Netflix)のさんま役を木村が演じていることについてのメールだった。『さんタク』(フジテレビ系)のトークの中では、さんまがジミー大西の役を木村にお願いしていたが、難しい役であると木村が感じ、さんまは劇中の設定では“先輩芸人”として、さんまより先輩の架空の人物を木村に演じさせたという。「この番組が始まった頃は、さんまさんとは今の関係性では全くなかったんですけども、『空から降る一億の星』(フジテレビ系)で共演していただいて、それでコミュニケーション取らせていただいて。これは今でも自分の支えに間違いなくなってるんですけど」と振り返る。また、以前バラエティ番組でさんまが「お互いのすごいこと」という質問に、「父親であること」と木村を紹介したことがあったという。「今でもそれは支えですね。テクニックとかルックスとかそういうことではなくて、『父親であること』って言ってくれたことが、本当に今でも支えになってますね。間違いない」と当時を振りかえった木村は、ドラマの主題歌であるElvis Costello「Smile」を流した。

 キムタツさん、ピンク先生、昔のジングルなど、番組の印象的な人物、企画を振り返る木村。最後のメールに選んだのは、「1996年に移動中のキャプテンを見かけたことがあります。白いバンの後ろの席に座っていて、窓を開けて髪をなびかせながらすごいオーラでした。今でも窓を開けて車に乗ったりすることはありますか?」というもの。これまでの23年間について木村は、「捉え方によっては半端だね。長い気もするけど、半端だなっていうのが正直なところかな。ドラマでいったら『若者のすべて』(フジテレビ系)があって、それが94年の年末。その直後辺りにワッツが始まって、その年にダウンタウンの浜ちゃんと『人生は上々だ』(TBS系)をやらせてもらったりして。その当時の自分を振り返ってみてどうって言われても、やっぱり周りがキラキラしてた。出演者にしてもそうだし、テレビを作るっていう現場がリードしてたから。今みたいにSNSのカルチャーでみんなが発信できない状態で、テレビが作るものをみんながかじりついて見てくれていた。そんな状態だったから現場がキラキラしてましたね」と話す。ふらっと飲み屋に入って、あの頃の自分が座っていたらというシチュエーションで、木村は「ギラギラしてんだろうな。でも、そのギラギラ感はね、間違いないギラギラ感だと思うので、何にも言わないですね。『うん。うん。』って言って、何にも言わずにその店を出ます」と当時の自分をイメージし、〈あれからぼくたちは/何かを信じてこれたかなぁ〉という歌詞で始まるSMAP「夜空ノムコウ」をオンエアした。

 番組のラストを迎え、木村は「ワッツという船は今日で降りますが、さようならではありません。次に乗る船『FLOW』に乗って旅が始まります。次はですね、日曜日のお昼11時30分ということで。お昼なんで、お話する内容とかも気をつけないと、TOKYO(FM)にすっげぇ怒られる感じになると思うんですよ。どういう放送、企画になっていくのか。どんなゲストが来てくれるのか。正直、不安もあるんですけどワクワクの方が大きいですね。こういう気持ちにさせていただけるってことがありがたいんですけども。さぁ、『What’s UP SMAP』という船は今日で降ります。95年の1月からずっと聴き続けてくれている人もいます。本当に感謝しています。ありがとうございます。時にはというか、わりと多めにリスナーに厳しくしてもらって、しんどいなという時には励ましてもらいましたし。ラジオというツールを通じて、リスナーと一緒に船に乗っている気持ちでいました。改めて、ワッツの乗組員のみなさん、ありがとうございました。ということで、お別れの時間です。『What’s UP SMAP』とう船、ずっと俺を乗せてくれて、走りきってくれてありがとう。お疲れ様。What’s UP! 木村拓哉でした」と23年間にわたる番組の幕を降ろした。

 新番組『木村拓哉 FLOW』は、8月5日よりスタートする予定だ。(向原康太)