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吉本興業会見、岡本社長が宮迫と亮の処分撤回「非常につらい思いをさせた」

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吉本興業の岡本昭彦社長。

吉本興業が本日7月22日14時より都内にて会見を開き、契約解消としていた雨上がり決死隊・宮迫とロンドンブーツ1号2号・田村亮について、岡本昭彦社長が「処分の撤回」を明言した。

一昨日7月20日、宮迫と亮は自身主導の会見を開き、反社会的勢力の主催する会合に出演し金銭を受領していたこと、その報道について虚偽の説明をしていたことなどを謝罪。宮迫は18日に契約解消に至っており、亮も会見で「契約解消にしてください」と述べていた。

小林良太法務本部長からの経緯報告があったあと、岡本社長は登壇してすぐ「宮迫博之くんと田村亮くんにああいう記者会見をさせてしまったことについて、2人に対して深くお詫び申し上げます。非常につらい思いをさせてしまい、申し訳なく思っております。処分の撤回を行い、叶うならば改めてミーティングさせていただき、いつの日か、戻ってきてくれるなら全力でサポートしていきたい」とコメント。そしてコンプライアンスの遵守、タレントファーストの徹底の2点について伝えたいと述べた。

まずは「吉本興業は世界から愛され、笑顔の絶えない社会づくりに貢献できると考えております。にも関わらず、所属タレントにおきまして反社会的勢力から結果的に金銭を受け取ってしまう事態が発生しました。反社会的勢力の排除が徹底されておりませんでした。また芸人・タレントファーストにおきましては、吉本興業のお笑いを愛する芸人たちが会社に対して不信感を募らせ、先日の会見を行わせてしまうきっかけになってしまいました。これらはすべて私の責任であります」と謝罪。そして「タレントファースト」への思いを「吉本興業は全員がファミリーであると考えております。タレントが最高のパフォーマンスができるように我々がその環境を作っていかなければならないということに関しては、一度もブレたことがない」と語りつつ、「その思いが本人たちに伝わっていなかった点については一番の不徳の致すところです。笑いを届ける才能あふれる所属の芸人さんたちが自分らしく活躍でき、生きていくことができる環境にあることが何よりも大事なことであるにも関わらず、その根本となる信頼関係が揺らいでいる現状につきまして、大変責任を感じている。本当の意味で芸人・タレントファーストが実現できていなかったことを心からお詫びを申し上げます」と改めて詫びた。

今回の騒動に関して、明石家さんまから「芸人のことを考えてやってほしい。もちろん会社の立場もあるだろうけど、もし解除するんだったら、俺が手伝ってやってもええか?」と、またダウンタウン松本から「ちょっと間違いを犯した子たちをサポートできるような環境を作って。それは俺も手伝う」という言葉があったと明かした岡本社長。芸人のことを思い浮かべてか、感極まって涙を拭い、「いろんなタレントさんや大阪でがんばっていただいているベテランの方に叱咤激励を受けました。このような本当に素晴らしい芸人・タレントさんの思いに応えきれていないことを非常に反省しております」と話し、「社長として至らなかったことの責任として、50%の減棒を1年間続けることとします。会長の大崎(洋)からも同様の申し出があり、50%の減棒をさせていただく」と報告した。

なお会見は現在も継続中。吉本興業からの経緯説明などは追って掲載する。