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SKE48 古畑奈和&大場美奈が語る、結成11年目に掲げる攻めの姿勢「挑戦しないと何も生まれない」

音楽

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リアルサウンド

 SKE48の最新シングル『FRUSTRATION』(7月24日リリース)表題曲でセンターに抜擢された古畑奈和。2011年にSKE48に加入してから8年、念願のセンターポジションについた古畑は、発表時に「夢がかなったことがうれしいです」と喜びをコメントしている。

SKE48 / SKE48 「FRUSTRATION」Music Video(special edit ver.)/2019年7月24日発売

 SKE48は、AKB48初の姉妹グループとして誕生してから昨年で10周年。そして2019年、11年目初となるシングル曲「FRUSTRATION」は、大場美奈曰く“48グループ初”とも言えるパーティーチューンに。昨年大胆にイメージチェンジした古畑の金髪ショートカットのビジュアルも相まって、これまでの48グループでも異色な、新しい躍動を感じられる新曲になった。

 10周年以降のSKE48を占うであろう「FRUSTRATION」について、メンバーはどのように感じているのだろうか。SKE48では6年前の夏シングル『美しい稲妻』で共に初選抜入りし、現在はグループ内の中堅を担っている、古畑奈和と大場美奈にグループの変化や成長について話を聞いた。(編集部)

“新しいSKE48”を見せる一番大きな形がこのシングル(大場)

ーーニューシングル『FRUSTRATION』はSKE48のシングル表題曲にないタイプの楽曲で、聴いてびっくりしました。

大場美奈(以下、大場):こんなにクラブっぽいパーティーチューンって、48グループで初じゃないですか。

古畑奈和(以下、古畑):しかも、本物のラッパーの方に参加していただいて。今までも「不器用太陽」や(AKB48の)「Green Flash」で私たちがラップのようなことをしたことはあったけど。

大場:でも、ちょっとかじる程度というか。今まではラップが入ってもアイドル感を残していたし。逆に、今回は「これ、アイドルが歌ってるんだ」っていう違和感もありますよね。

ーーそれくらいトラック含めてカッコいいですし。この曲を最初に聴いたときはどう感じましたか?

大場:最初は男性の方が歌っているデモを聴いて、「本当にこれが私たちの新曲?」って驚いたけど、すぐに「これは面白いな」と思うようになりました。SKE48は運営会社が3月から変わって、“新しいSKE48”を見せていくという空気感が強かったので、その一番大きな形がこのシングルなんだろうなと思いましたね。

古畑:私も初めて聴いたときから、めちゃくちゃ楽しみでした。今までこういう系統の曲はなかったですし、サウンドだけでもここまで楽しませてくれる、こんなにテンションを上げてくれる、これまでのアイドルらしい楽曲とはまた違うものだなと思いました。

ーー特にアイドルって音楽ジャンルを指すものではないですし、だからこそ何にでも挑戦できるという側面もあるじゃないですか。そこの一番振り切ったところに、この「FRUSTRATION」という曲があるのかなと。それに、10周年イヤーを終えて最初のシングルがこれというところにも、SKE48としての攻めの姿勢を感じました。

古畑:新しい刺激をちょっとずつ、チクチクっと与えていくことは、マンネリ化しなくていいなと思うんです。それに、新しく挑戦することで道が開けたり、失敗したりもするけど、挑戦しないと何も生まれないと思うので。

大場:そういう曲で奈和がセンターになったのも、こんなにぴったりなことはないよなって思います。一番前のゼロ番(センターの立ち位置)にいる奈和がすでにそういう雰囲気を出してくれているので、私たちはその流れに乗っていくだけというか。見つけやすい道しるべがあるので、そこはすごく頼りになってます。

「絶対にこれ、表現していて楽しいやつだ!」(古畑)

ーーその古畑さんがシングル表題曲でセンターを務めるのは、意外にもこれが初めてのこと。最初に告げられたとき、率直にどう思いました?

古畑:「あらっ?」って思いました(笑)。単純にうれしかったですよ。ファンの方にすぐに伝えたいなと思いましたし。実は、最初の時点で私がもらった曲の情報が「ロサンゼルスに行って、ノリノリだよ?」っていうことぐらいだったんです(笑)。なんとなく夏らしい曲になるのかなって感じでした。

大場:でも、今の奈和のこの雰囲気から、きっとみんな「夏、海、イエイ!」みたいな曲ではないと思っていたんじゃないかな(笑)。

古畑:あはははは!(笑)。

大場:逆にそっちだったほうが、みんなびっくりしちゃいますよ(笑)。そういう意味では、新しい感じになるだろうなとは、私も薄々感じていました。

古畑:だから、最初に曲を聴いたときも「絶対にこれ、表現していて楽しいやつだ!」って思ったので、MV撮影の日も変に緊張せずに、純粋に楽しめました。

ーーこの取材時点ではMVが完成前ということで、メイキング映像を観させていただきましたが、ストリートでのカジュアルなシーンとハウススタジオでのパーティ感あふれるシーンを軸に構成されているのかなと。特にストリートで皆さんが佇んでいたり歩いていたりという映像は、この曲調にぴったりですよね。

古畑:みんな、現場ではっちゃけてましたね。なんでだろう? ロサンゼルスだからなのかな?

大場:単純にテンションが上がってたよね。

古畑:5人で撮るリップシーンでも監督さんから「フリーで踊っちゃっていいよ」と言われたらノリノリになって、みんなでお尻を向けて「イエーイ!」って騒いだりして(笑)。めっちゃ楽しかったよね。あとは、ハウススタジオのシーンでは泡パーティもして。あんなに泡にまみれたの、初めての経験でした。

大場:SKE48にはわざわざ泡パーティに出向くようなタイプの人間はいないし。

古畑:みんな「ひとりおうちパーティ」だもんね(笑)。

大場:そう。しかもゲームとか好きな子ばかりなんで(笑)。きっと、いつも一緒にいるメンバーとの空気感もあって、純粋にみんなが「泡だーっ!」って楽しめたんじゃないかな。あと、途中から「自分たちでも撮って」と言われて、スタッフさんからGoProも渡されたよね。

古畑:あれ、本当に使われているのかなあ?(笑)。

大場:泡の中で転んじゃってる子もいたけど、泡まみれすぎて何が起きているのかわからないんじゃないかな(笑)。あと、屋根のシーンが最高だった!

古畑:本当は写真を撮るためだけに登ったんですよ。そうしたら監督さんが「いや、ここでもMVを撮ろう!」と言って、急遽決まったんです。きっと、スタッフさんたちもLAの風を感じたんでしょうね(笑)。

大場:開放感が強かったからね。

ーーその開放感はロサンゼルスの空気によるものが大きかったんでしょうか?

大場:というよりも、私たちの存在はLAではまったく知られていないわけじゃないですか。だから、自由な土地みたいな感覚なのかな。

古畑:ああ、そうだね。

大場:私たちが撮影したストリートもそんなに人が多くなかったですし、いたとしても「イエーイ!」って声をかけられたり(笑)。

古畑:そうそう。撮影しているそばを車が通ると、「フーッ! イエーイ!」みたいに声をかけてくれるんですよ。

大場:そういう影響も大きかったのかな。あと、LAに着いてから1日フリーの時間があったので、そこでLAの感じに慣れたというか。英語がよくわからないのに、メンバー同士で食事に行ったんですよ。そうしたら、そこの店員さんがすごく優しく教えてくれて。それだけで心がほぐれたじゃないですけど、すごく優しくて楽しい土地だなって思えたから、リラックスして撮影に臨めたのかな。

古畑:それは大きいよね。

ーー初日に雰囲気を掴めたと。

大場:はい。体をLAに合わせました(笑)。

古畑:便利な体(笑)。

単純に「面白そう、楽しそう」だけでもいい(大場)

ーー今着ていらっしゃる衣装は、MVの中でも着用していますね。

古畑:はい。アパレルブランドの「LAGUA GEM(ラグア ジェム)」さんのものなんです。若い子たちを引っ張っていくブランドさんの服を着てMVを撮ることも、たぶんこれまでのSKE48ではなかったと思うし、こういう取材でも着させてもらえてめちゃくちゃうれしいです。このファッションを通して私たちのことを見つけてくださる方もいるんじゃないかな。特に女の子はこういうオシャレなものを見るのも好きだから、ちょっとでも「可愛い」とかときめいてくれたらうれしいですよね。

大場:それに、いい意味でアイドルアイドルしてないし。

古畑:今までの曲衣装は着るとパッとスイッチが入ったけど、これを着ていると自分自身もすごくナチュラルでいられるんですよね。

ーーMVではもう1着、いわゆる歌衣装っぽいファッションもありましたよね。

大場:あれも今までのSKE48になかった、スポーティなタイプで。

古畑:可愛かったよね。

大場:一人ひとり形も違いますし、奈和と(松井)珠理奈さんとだーすー(須田亜香里)は色も違いますしね。長袖タイプなんですけど、色が爽やかだから夏に着てもしっくりくるんです。アイドルの衣装って制服をイメージしたものが基本じゃないですか。でも、そこに良い感じのスポーティさが加わっているから、イマドキの女の子が見ても可愛いと言ってくれるんじゃないかな。

ーー今着ている衣装でパフォーマンスすることになるのかもしれませんが、初披露後のリアクションが楽しみですね。

大場:たぶん初披露のときは、どよめきが起こるんじゃないかな(笑)。

古畑:ダンスが刺激的だからね。レゲエのバウンスっていう振りがサビで印象的に入っています。最初のダンスもインパクトがあって、ファンの人も「観ていいの? どっち?」みたいになっちゃうんじゃないかな(笑)。

大場:だから、劇場みたいに近い距離で披露したら目のやり場に困ると思いますよ。それに、普通にパフォーマンスしてもすごくインパクトの強い曲なのに、それを奈和がセンターで踊ったらどうなるのか。同じメンバーとしても楽しみだし、それを真正面から受け止めるファンの方はもっと楽しみなんじゃないかな。絶対に度肝を抜かれると思いますよ(笑)。

古畑:絶対に「ちょっとやりすぎ!」って怒られそう(笑)。

大場:楽しみですよね、今年の夏は。

古畑:ちゃんと曲を表現しますので(笑)。

ーー(笑)。でも、新しいファンを掴む大きなきっかけにもなりそうですよね。

大場:はい。単純に「面白そう、楽しそう」だけでもいいんで。

古畑:あとは「曲がいいね」と思ってもらえるだけでもうれしいし。

大場:せっかくこんなに楽しい曲をいただけたので、それがたくさんの人に届いてくれたらいいですよね。

自分から行動することって大事だなと改めて思った(古畑)

ーーちょうど去年1月、『無意識の色』のときにおふたりにはお話を伺っていますが(参考:SKE48 高柳明音、大場美奈、古畑奈和、北川綾巴が語る、“10周年までの歩み”と“新しい風”)、そのときに「『最近のSKE48、楽しそうだね』ってよく言われる」という話題がありました。

大場:ああ。『意外にマンゴー』(2017年7月)のときからそういう流れですね。

ーーその「楽しそう」の究極形じゃないけど、ひとつ仕上がった感があるのがこの「FRUSTRATION」なのかなと。

大場:確かに。『無意識の色』の頃は私たちもふわふわと「楽しそうでしょ?」って感じだったんですけど、もうあそこから1年以上経っているので、いい意味でみんな自信を持っている状態なのかな。私たちにこれだけのファンの人とスタッフさんがいるから、じゃあ新しいことができるでしょ、っていう自信を持って楽しんでいるのが今ですね。

ーー改めてお聞きしますが、『無意識の色』からの1年っておふたりにとってどういう1年でした?

大場:劇的に変わった1年でしたね。個人的にも去年の総選挙で8位という結果を残せましたし、そこからいろいろな個人仕事にもつながりましたし。ただ、無事に10周年を終えたあと、急にパタッと立ち止まってしまったんです。1年のうち10分の8はがむしゃらに走って、残りの10分の2は立ち止まった、そんな感じでした。

ーーその立ち止まった理由は?

大場:本音を言ったら、ちょっと疲れたのかな(苦笑)。去年の夏は珠理奈さんもいなかったですし、みんなで毎日頑張って。奈和とも毎日会ってたもんね。

古畑:なんであんなに会ってたんだろうね?

大場:AKB48の選抜もそうだし、SKE48の仕事でも一緒だったので、毎日のように会っていました。毎日何かに一生懸命で、そこを乗り切ったあとにふと「あ、今何もない」って気づいて。ちょっとさみしい感じもありつつ、「でも、また頑張らなくちゃいけないときが来るだろうし」と立ち止まっていました。でも、今度は9月に私が10周年を迎えるので、今はそこに向けてって感じですね。

ーーなるほど。古畑さんはどうですか?

古畑:私はこの1年、自分のやりたいことをたくさんできたんじゃないかな。本当に私、直感で生きているので、そのときワクワクしたいとか楽しいと思えることしかやってこなかったから(笑)、この1年は本当に楽しくて。まずはステージ上で髪を切って、いろいろな色に髪を染めて、さらに髪を切って、それをやってもついてきてくださるファンの方がいて。ファンの方からこんなにも信頼されているってことにも気づけたおかげで、もうひと段階強くなれる自分がいて、もっと楽しくなったし。お仕事面でもお酒のお仕事(BS日テレで放送中の『古川未鈴と古畑奈和のいにしえ乙女酒』)ができたりと、自分から発信したことで環境が変わっていくことって本当にあるんだなっていうのをすごく実感した1年でした。自分が何か動けばあとから結果が付いてくることもあるし、それが自分の心の変化にも作用することもある。自分から行動することって大事だなと改めて思ったし、これからも自分の直感どおりに進んでいくのが私には合っているなとも思ったし。

ーー逆に以前は、自分のやりたいことや思っていることを前面に出しきれずにいたんでしょうか?

古畑:初期の頃ですけど、以前は「これを言ったら、こうやって考えているメンバーは傷ついちゃうかな?」とか「ファンの方に嫌われちゃうかな?」とか考えることも多くて。そんな中でも、SKE48 Mailとか公式ブログとかそういうちっちゃいカテゴリーの中で、ちょいちょい発言したりはしてきたけど、それをもっと広範囲に出せるようになったのは自分の中で大きかったですね。

総選挙休止は「精神的に安定するけど、さみしい」(大場)

ーーちょっと48グループ全体の話になりますが、今年は選抜総選挙が開催されませんでした。もし開催されていたら、10周年イヤーを経たSKE48が今年、どんな結果を残していたんでしょうね?

古畑:どうだったんだろうね?

大場:去年は地元開催だったから名古屋パワーもありましたし、もし今年全然違う場所で開催されていたらまた新しい子たちがたくさん上がってきたかもしれないだろうし。毎回読めないのが総選挙だから。でも、なきゃないで精神的に安定するけど、ちょっとさみしいなとも思うんですよね。この10年ぐらい、この時期はずっと自分を追い込んできたけど、今年は初めてキツくない5~6月だったなあ。なきゃないで全然いいんだけど。だって、去年に続いて今年も8位になれるとは限らないし。

ーーそういう微妙な心境だと。

大場:ドMなんですかね?(笑)。ああやって順位をつけられるのに、ないとちょっとさみしいって思っちゃうし。

古畑:確かにさみしいよ。

大場:でも、総選挙によってたくさん傷ついてもきたけど、同じくらい自信も得られたし。得られるものがあるっていうことを知っているだけに、ないのは悲しいなってちょっと思うんでしょうね。

古畑は「今、SKE48の中で一番社交的なんじゃないかな」(大場)

ーー実はおふたりとも、SKE48では6年前の夏シングル『美しい稲妻』で一緒に初選抜入りを果たしたんですよね。

古畑・大場:あ、そうだ!

大場:しかも隣同士だったよね?

古畑:そう、シンメ(シンメトリーのポジション)だった。るんるん(大場)とはシンメになったり、近いポジションになることが多くて。

ーーそこでお聞きしたいんですが、この6年でお互いの印象に変化ってありましたか?

大場:ありますよ! この人、常に変わってますし!

古畑:あはははは!(笑)。気分屋だからね。

大場:変化の人でしかないもん。見た目も最初に会った頃は黒髪で、しかも「期待の若手」枠だったし。あの頃は私の手を握ってきたりして可愛かったんですけど、いつの間にか耳にたくさん(ピアスの)穴が空いて、金髪になっていて。まさか、これがしたかった子だとは6年前は見抜けなかったですね(笑)。

古畑:女優だったのね(笑)。

大場:でも、場の空気感とか「この子は今何を考えているんだろう?」とかすごく感じ取れる人だったから、以前はいろんな意味で遠慮していたというか、気を張っていたと思うんです。それもあって、最初は大人しそうなイメージだったんですけど、いつからかSKE48の中でしっかり自分の位置を見出して、少しずつ自信も付いてきて。たぶん今、SKE48の中で一番社交的なんじゃないかな。いろんな先輩、後輩とも気軽に話せる、コミュニケーション能力がすごく高いのが今の奈和なのかなと思います。昔はそういう感じじゃなかったよね? ずっとケータイいじってたし。

古畑:隅っこでね(苦笑)。

大場:そういうイメージだった人が、今はみんなに「おはよーっ!」って元気に声をかけてくるんだから、そこは大きな変化だなって思います。

大場がいなくなったとき、またそのすごさを実感するんだろうな(古畑)

ーー逆に古畑さんから見た大場さんって、この6年でどう変わりましたか?

古畑:るんるんは最初、バリアをすごく張っているイメージで、すごく気を遣ってあんまり自分を見せないタイプの人なのかなと思っていたんです。その頃ってAKB48さんとの兼任だったのも大きかったんでしょうね。でも、私は本当にるんるんのことを尊敬していて。私は言いたいことがあっても、なかなか言葉が浮かんでこない人なんですよ。それをるんるんはちゃんと考えて、自分の言葉で発して、しかも相手を納得させる言い方ができる。人と違う考えを持っているのがカッコいいなって、いつも思うんです。特にこういうインタビューで「最近のSKE48はどうですか?」とか「今後のSKE48はどうなるんでしょう?」とか聞かれたときは、私いつも「何を言うんだろう?」ってるんるんのほうをすぐに見るんですよ。

大場:あはははは!(笑)。

古畑:そうすると本当にカッコいい言葉をたくさん言うし、それがちゃんとまとまっている。私もそういう人になりたかったけど、なりたいと思ってもなかなかなれるものじゃないんだなってことを、いつもるんるんを見て実感するんです。だから、もしるんるんがいなくなったとき、私はまた改めてそのすごさを実感するんだろうな……そう思うと、卒業をしていただきたくないと本当に思うんです(笑)。

ーー大場さんはSKE48に馴染むスピードも尋常じゃなかったですもんね。

古畑:すごいよね。努力だと思う。

大場:う~ん。

古畑:えっ、努力した感ないの?

大場:自分が努力したのは、ダンスを覚えることぐらいでしたから。そこに関しては、周りのメンバーが本当にたくさん面倒を見てくれて、それをファンの人が見て受け入れてくれたのが一番大きいと思うので。私はSKE48の1期生が大量卒業したあとから兼任が始まったので、“厳しいSKE48”時代を知らないんですよ。だから、先輩たちや後輩たちから聞いたSKE48の歴史と、AKB48時代に俯瞰で見ていたSKE48のイメージで、自分の中でいいように「素敵なSKE48」を作っていたのかも。でも、それは純粋にSKE48のオーディションを受けて加入したメンバーのおかげでもありますよね。すごく優しくて、ありがたいし。ありがとう。

古畑:こちらこそありがとう……あっ、るんるんの変わったところ、思い出しました!

大場:逆に今まで何を話していたんだ?(笑)。

古畑:ふふふ(笑)。最近、タピオカってうるさくなりました!

大場:ねえねえ、それ思い出してまで言うレベルの話じゃないじゃん(笑)。今はこういう感じですけど、普段は私が奈和と喋っていると、基本的に奈和のほうが突っ込んでくるんですよ。私、奈和と一緒にいるとテキトーなことしか言わないよね。

古畑:えっ、でもみんなにテキトーじゃない?

大場:それはヒドイ(笑)。でも、奈和もこの容姿になったぐらいから、すごくイジリやすくなって。以前は「センター候補」「正統派」ってイメージだったから、それを私たちから崩してはいけないと思っていたんですけど、どんどん自分から方向を変えてきてくれたので、そこに関してはやりやすくて。

古畑:よかった(笑)。

大場:このユルさも良い変化だったなって。私たちのMCもいい意味でユルくできるようになったよね。

古畑:なんだろうね、距離が近づいたのかな。なんか……(少し考えてから)……いい雰囲気になりました(笑)。

大場:諦めるなよ、言葉が見つからないからって!(笑)。わかりましたよね、諦めたのが。

ーーはい(笑)。

古畑:こういうところなんですよね(苦笑)。もっと頑張ります!(笑)。

(取材・文=西廣智一/写真=堀内彩香)

■リリース情報 
SKE48 25thシングル『FRUSTRATION』
発売日:2019年7月24日(水)

・Type-A
価格:¥1,646(税込)
<CD収録内容>
01.FRUSTRATION
02.せ〜ので言おうぜ!(カミングフレーバー)
03.ゲームしませんか?(Passion For You選抜)
04.FRUSTRATION off vocal
05.せ〜ので言おうぜ! off vocal
06.ゲームしませんか? off vocal

<DVD収録内容>
01.FRUSTRATION Music Video
02.せ〜ので言おうぜ!(カミングフレーバー) Music Video
03.FRUSTRATION Music Video Documentary in LA

・Type-B
価格:¥1,646(税込)

<CD収録内容>
01.FRUSTRATION
02.人生の無駄遣い(紅組)
03.ゲームしませんか?(Passion For You選抜)
04.FRUSTRATION off vocal
05.人生の無駄遣い off vocal
06.ゲームしませんか? off vocal

<DVD収録内容>
01.FRUSTRATION Music Video
02.人生の無駄遣い(紅組) Music Video
03.人生の無駄遣い Music Video Documentary

・Type-C
価格:¥1,646(税込)

<CD収録内容>
01.FRUSTRATION
02.あの日のSecret Base(白組)
03.ゲームしませんか?(Passion For You選抜)
04.FRUSTRATION off vocal
05.あの日のSecret Base off vocal
06.ゲームしませんか? off vocal

<DVD収録内容>
01.FRUSTRATION Music Video
02.あの日のSecret Base(白組) Music Video
03.あの日のSecret Base Music Video Documentary

・Type-D
価格:¥1,646(税込)

<CD収録内容>
01.FRUSTRATION
02.夢の在処へ(野島樺乃)
03.ゲームしませんか?(Passion For You選抜)
04.FRUSTRATION off vocal
05.夢の在処へ off vocal
06.ゲームしませんか? off vocal

<DVD収録内容>
01.FRUSTRATION Music Video
02.ゲームしませんか?(Passion For You選抜) Music Video
03.若手をイライラさせてみようシリーズ復刻版 ドラフト3期生、9期生編

・劇場盤
価格:¥1,080(tax in)

<CD収録内容>
01.FRUSTRATION
02.滑り台から(研究生)
03.ゲームしませんか?(Passion For You選抜)
04.SKE48 25th Single Medley
05.FRUSTRATION off vocal
06.滑り台から off vocal
07.ゲームしませんか? off vocal

<選抜メンバー(18名)>
Team S:井上瑠夏、野島樺乃、松井珠理奈、松本慈子
Team KⅡ:荒井優希、江籠裕奈、大場美奈、惣田紗莉渚、高柳明音、竹内彩姫、日高優月、古畑奈和
Team E:浅井裕華、鎌田菜月、熊崎晴香、佐藤佳穂、末永桜花、須田亜香里

<ゲームしませんか?(Passion For You選抜)>
Team S:坂本真凛、野島樺乃、松本慈子
Team KⅡ:青木詩織、荒井優希、江籠裕奈、太田彩夏、大場美奈、白井琴望、高柳明音、竹内彩姫、日高優月
Team E:鎌田菜月、熊崎晴香、後藤楽々、菅原茉椰

<せ〜ので言おうぜ!(カミングフレーバー)>
Team S:大谷悠妃、野村実代
Team KⅡ:中野愛理
Team E:西満里奈、平田詩奈
研究生:青海ひな乃、赤堀君江、鈴木愛菜、田辺美月

<人生の無駄遣い(紅組)>
Team S:石黒友月、北川愛乃、仲村和泉、山内鈴蘭
Team KⅡ:大芝りんか、太田彩夏、北野瑠華
Team E:相川暖花、後藤楽々、髙畑結希、野々垣美希、福士奈央

<あの日のSecret Base(白組)>
Team S:上村亜柚香、北川綾巴、坂本真凛、杉山愛佳、都築里佳
Team KⅡ:青木詩織、片岡成美、白井琴望、水野愛理
Team E:井田玲音名、倉島杏実、斉藤真木子、谷真理佳、深井ねがい

<夢の在処へ(野島樺乃)>
Team S:野島樺乃

<滑り台から(研究生)>
研究生:青海ひな乃、赤堀君江、荒野姫楓、池田 楓、石川花音、入内嶋涼、大橋真子、岡本彩夏、川嶋美晴、白井友紀乃、杉山菜田里、鈴木愛菜、鈴木恋奈、竹内ななみ、田辺美月、中坂美祐、平野百菜、藤本冬香

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<応募締切>
2019年8月5日(月)まで