『世界の涯ての鼓動』は大スケールのラブサスペンス 様々な想いをまとめる巨匠の演出に注目
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国際的なテロリストと、その活動を阻止しようとする諜報員、そして世界の起源を解明しようとする生物学者など、様々な思惑が交錯する状況のなかで恋愛ドラマが描かれる、盛りだくさんで大スケールの作品が、『世界の涯ての鼓動』だ。
テロリストを追うイギリスのスパイを演じるのは、『X-MEN』シリーズや、M・ナイト・シャマラン監督の『スプリット』『ミスター・ガラス』などで強烈な個性と幅の広い演技を見せたジェームズ・マカヴォイ。彼と恋に落ちる役を演じるのは、ガイ・リッチー監督のスパイ映画『コードネーム U.N.C.L.E.』や、冒険映画『トゥームレイダー ファースト・ミッション』で新生ララ・クロフトを演じたアリシア・ヴィキャンデル。本作でも世界の秘密を探るべく冒険する役柄だ。
ノルマンディーの海辺に佇むホテルで出会った、生物学者のダニー(アリシア・ヴィキャンデル)とジェームズ(ジェームズ・マカヴォイ)は、お互いこそがふさわしい相手だと気づき、すぐさま愛し合う仲になる。だがふたりにはそれぞれの任務があった。だが向かった先で、ダニーは潜水艇が海底で操縦不能になり、ジェームズはテロリストに拘束される。ふたりはこの窮地を脱して、再会することができるのか?
本作を撮りあげたのは、『パリ、テキサス』や『ベルリン・天使の詩』など、映画史に残る名作を演出し、長編映画の監督として50年目を迎えるヴィム・ヴェンダース監督。そんな巨匠が、ロマンティックな海岸や海、そして砂が舞う南ソマリアを舞台に、世界的なスケールのラブサスペンスという、若々しい題材を手がけたというのが注目ポイントだ。さまざまな要素をひとつにまとめあげる巨匠の演出を楽しんでほしい。
『世界の涯ての鼓動』
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