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千葉和成展『ダンテ「神曲」現代解釈集』、現代人の内面世界を表現

アート

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CINRA.NET

©CHIBA Kazumasa Courtesy Mizuma Art Gallery

千葉和成展『ダンテ「神曲」現代解釈集』が、8月21日から東京・市ヶ谷のミヅマアートギャラリーで開催される。

千葉和成は東京造形大学彫刻科を卒業後、2000年ごろから自身がライフワークとする作品『ダンテ「神曲」現代解釈集』の制作を開始。この作品は、現代の日本社会に生きる千葉が日々考えることや、それから感じる自身の負の感情、そこから立ち上がってくる精神世界を『神曲』の場を借りて、地獄、煉獄、天国を平面、立体を通して表現したもの。2012年には福島第一原発の事故を描いた同作で『第15回岡本太郎現代芸術賞』敏子賞を受賞した。

受賞後、ほとんど作品発表をすることなく制作活動を続けたという千葉は、この作品の制作を続けることは現代に生きる人間の内面世界を探る旅でもあり、葛藤や迷いなどを抱え込んだ自分自身の心を解放していく行為でもあると語っている。今回の展示では、20年近くを費やした現代版『神曲』の地獄篇、煉獄編、天国編が一堂に会す。