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京都の学生寮を舞台としたドラマ「ワンダーウォール」劇場公開へ、追撮の出演者募集

ニュース

NHKの京都発地域ドラマ「ワンダーウォール」が、未公開カットを含むディレクターズカット版として劇場公開される。

2018年にNHK BSプレミアムやNHK総合で放送された本ドラマ。100年以上の歴史を持つ京都の学生寮・近衛寮を舞台に、寮の存続のため抵抗する学生たちと、老朽化した寮を建て替えたい大学側の対立が描かれる。須藤蓮、岡山天音、三村和敬、中崎敏、若葉竜也、成海璃子らが出演。NHK京都放送局の前田悠希が当時25歳で監督を務め、脚本は連続テレビ小説「カーネーション」や映画「ジョゼと虎と魚たち」の渡辺あやが担当した。

映画化にあたり、テーマ曲「ワンダーウォール」の再収録が9月7日に京都・南丹市の八木酒造で行われることに。ドラマオリジナル版では学生を中心とした約50名が即席セッションをしたが、今回は“ドラマに共感した人”が集って前回を超える規模でセッションを行う。収録では参加者が各自楽器を持ち寄り、およそ1、2分の曲を合奏。撮影された映像および音楽は映画のエンディングを飾る。再収録にあたり、作曲家・岩崎太整がテーマ曲「ワンダーウォール」の続きを書き下ろす。詳細は追加撮影出演者の募集サイトで確認を。

劇場公開の決定に際し、須藤、渡辺、岩崎、前田からコメントが到着。前田は「現代日本に生きる全ての方に、見て、感じてもらいたい作品です」と思いをつづっている。「ワンダーウォール 劇場版」は2020年初春に公開予定。

須藤蓮 コメント

ワンダーウォールは、僕を、孤独で暗い所から、暖かい壁の向こうへと連れて行ってくれました。
そこにいる時は、日々形を変えた心と体が、一番最初の形へ戻って行く気がします。
僕にとっての永遠の一瞬。
それが劇場作品という形で永遠になります。

渡辺あや コメント

「ワンダーウォール」が映画になります。
あの小さな作品が、放送されてから一年の間にたくさんの仲間を作ることができたのです。
「大切なものを守りたい」。
その気持ちをまた多くの方々と分かち合えることになりました。
私にはそのことがなによりまぶしい希望に思えて、うれしくってたまりません。

岩崎太整 コメント

2018年に消えようとしていた火が、もう一度点きました。まだマッチの様にか細いですが、皆さんと大事に育てていくことが出来れば、きっと凄い力を生んでくれるような気がしています。だって、マッチの火って儚げな様でいて、マグマの2倍も熱いんですから。

前田悠希 コメント

もう一度、この物語を届けられることを心から嬉しく思います。この作品は苦しい現実を描いています。でも、弱さにもがき悩みながら、壁に立ち向かう人間の姿は美しく、希望に満ちたものだと信じて撮影に臨みました。現代日本に生きる全ての方に、見て、感じてもらいたい作品です。

(c)2018 NHK