満州で起きた惨劇のドキュメンタリー「葛根廟事件の証言」公開
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「劇場版 葛根廟事件の証言」チラシビジュアル
ドキュメンタリー「劇場版 葛根廟事件の証言」が、東京の池袋シネマ・ロサで12月21日より公開。これを皮切りに全国で順次上映される。
葛根廟(かっこんびょう)事件とは、1945年8月14日、満州で引き揚げ避難中だった日本人の一団が、ラマ教寺院葛根廟付近でソ連軍に襲撃された事件。1000人以上が死亡し、犠牲者の多くは女性と子供だったという。映画では、監督の田上龍一が生存者ら12名の証言をもとに事件をたどっていく。YouTubeでは予告編が公開中だ。
これまで映画祭や自主上映会などでしか上映される機会がなかった本作だが、新たに写真や図が加えられ、このたび「劇場版」として公開されることに。上映期間中は舞台挨拶やトークイベントも行われる予定だ。