キネマ旬報が選出、1990年代の日本映画ベスト1は「月はどっちに出ている」
映画
ニュース

キネマ旬報 10月上旬特別号の表紙。
創刊100周年を迎えたキネマ旬報が選ぶ1990年代の日本映画ベスト1が、「月はどっちに出ている」であることがわかった。
崔洋一が梁石日の小説を映画化した本作は、在日コリアンのタクシー運転手とフィリピンパブのホステスの恋模様を軸に、東京で暮らす人々の姿を描く物語。岸谷五朗、ルビー・モレノらがキャストに名を連ねる。1993年の劇場公開時には、第67回キネマ旬報ベスト・テンの日本映画第1位や第36回ブルーリボン賞の作品賞など多くの映画賞に輝いた。
キネマ旬報 10月上旬特別号は明日9月20日に発売。同号では「1990年代 日本映画ベスト・テン」と銘打った特集が展開され、2位以下にランクインした作品が発表される。
なお「月はどっちに出ている」が、9月21日から27日まで東京・新宿のK's cinemaでスクリーンにかけられることが決定した。初日には崔、共同脚本を担当した鄭義信、プロデューサーの李鳳宇による鼎談が行われる。
(c)「月はどっちに出ている」製作委員会