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国府達矢の新曲MV公開、“曲がる芸術”と称されるパフォーマーが極限まで体を曲げる

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「青の世界」MVのワンシーン。

9月25日にニューアルバム「スラップスティックメロディ」「音の門」を2枚同時リリースする国府達矢が、「スラップスティックメロディ」の冒頭を飾る「青の世界」のミュージックビデオをYouTubeで公開した。

このMVの監督を務めたのは向井太一、Tempalay、MONO NO AWAREなどの映像も手がける黒柳勝喜。人間の身体の柔軟性に極限まで挑戦し、モンゴルでは“曲がる芸術”と称されるコントーションパフォーマー・MARIKAが出演している。

なお「青の世界」と、アルバム「音の門」の1曲目「日捨て」は現在先行配信中。また、これまで七尾旅人、いとうせいこう、磯部涼が国府のニューアルバムの発売についてコメントを寄せていたが、新たに折坂悠太、川谷絵音(ゲスの極み乙女。、indigo la End、ジェニーハイ、ichikoro)、やついいちろう(エレキコミック)からのコメントも到着している。

折坂悠太 コメント

初めて4トラックのMTRを手に入れた時、曲ができるたび、聴きながら町中歩き回った。「完璧な爆弾」を抱えているようだった。ここにスゴイ人がありますよと、道ゆく人に叫びたかった。国府さん、二作品リリース、おめでとうございます。あの日の爆弾を、どうやってずっと、持っていたのですか。

川谷絵音 コメント

国府達矢さんの音楽との出会いは七尾旅人さんの発言からでした。旅人さんがそこまで言うアーティストはどんな人なんだろう。そんなことを思いながら前作「ロックブッダ」を聴いた僕は国府さんの歌の力に圧倒された。彼には何が見えてるんだろう、何が見えたらこんなに歌に立体的な歪さが生まれるんだろうと。インタビューを読み漁り知ろうとした。そんな時にライブハウスでたまたま国府さんにお会いした。すごく優しい空気を纏った人だった。ああ、こんな人なんだ。こんなに柔らかい人なんだ。この人のことをより知りたくなったけど、深く知らない方が良いのか?なんてよくわからないことを思いながら新作「スラップスティックメロディ」と「音の門」を聴いた。ああ、これはちょっと追いかけてしまうぞ、危ない、と思った。国府達矢の音楽が自分を支配しそうで、リスナーとしてもクリエイターとしても追ってしまうんじゃないか?っていう言葉が僕の脳内に一斉に波となって広がった。感想が書けないくらい僕は久々に困惑した。でもその困惑を時折突き刺す国府さんのギターが気持ち良くて溺れそうになるし、シンプルな言葉にハッとしたりする。そうだ、僕は今凄い体験をしている。まだ噛み砕けていない。噛み砕けそうにない。そんな作品滅多にない。だから興奮している。何故かノンアルコールビールを飲んでいるくらいだ。

やついいちろう コメント

前作のイメージで聴いたら全く違っていた。どこか遠くにあるもの求めるような音楽から、いやすでに全て持っているじゃないかという音楽へ。そんな風に聴こえる。悩みを燃やし尽くしたら、そこに優しい花が咲き始めた。綺麗だった。何回も聴きたい。