博多華丸主演で明太子誕生秘話を描く『めんたいぴりり』が開幕
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『めんたいぴりり』
博多土産といえば大定番の辛子明太子。その誕生を描いた『明太子をつくった男』(川原健・著)を原作にした物語が、ドラマ、映画、演劇と、形を変えて進化を遂げている。その決定版とも言うべき舞台『めんたいぴりり ~未来永劫編』が東京・明治座で本日9月22日に開幕する。
テレビ西日本(フジテレビ系列)がドラマ『めんたいぴりり』を制作・放映したのは2013年のこと。2015年に博多座で舞台化され、今年の1月には映画化も果たした人気作だ。主演を務めるのはドラマ版からずっと不動のセンター、博多華丸。日韓併合後の釜山の街で生まれ育ち、第2次世界大戦後に日本に引き揚げた主人公・海野俊之の半生を、実直に演じてハマり役となった。
その愛妻・千代子を演じるのは酒井美紀。戦後、博多で食料品店「ふくのや」を営み、辛子明太子を生み出すべく額に汗する夫を懸命に支える女性を演じる。共演は大空ゆうひ、小松政夫のほか、原西孝幸(FUJIWARA)やワッキー(ペナルティ)ら、お笑い芸人が脇を固めて、人情物語を盛り上げる。
東京初上陸となる今回は、新作公演として、「未来永劫編」と題し、新たなエピソードを描き出す。脚本と演出を手がけるのは、ダイナミックな演出とストーリー展開で人気の劇団「桟敷童子」の東憲司。華丸の相方・博多大吉も映像出演で華を添える。
文:小川志津子