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北村匠海、1stソロ写真集発売イベントで19歳頃振り返る「ギラギラしていた」

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北村匠海

DISH//の北村匠海によるファーストソロ写真集「U&I」の発売記念イベントが本日9月28日に東京・HMV&BOOKS SHIBUYAで行われた。

2017年3月に「週刊ザテレビジョン」で始まり100回を超えた連載「take me, take you」の未公開カットや、鹿児島・奄美大島での撮り下ろし写真で構成された同写真集。できあがりの感想を聞かれた北村は「19歳から21歳の僕が詰まっているんですけど、自分で恥ずかしくなるくらい顔が変わっているんですよ」と笑い、「写真集というより記録集に近いものがあります」と答えた。「君の膵臓をたべたい」の撮影をしていた19歳頃のカットについては、「すごいギラギラしていて目が野心に燃えてる感じ。僕に大きく変化をもたらしてくれた作品のあとだったからか、気持ちが高ぶっていたのか、顔がものすごくとがっているんですよね」と考察する。

1泊2日の弾丸スケジュールで行われたロケ撮影については、「旅行気分はありつつ、ファッショナブルな服を着たりもして、異質な存在としても撮影ができたかなと思います」と満喫した様子を見せる。そんな北村のお気に入りのカットは数10mにも及ぶ真っ赤な布をつなぎ合わせたローブを着た1枚。「海沿いで着てそのまま海に飛び込んで撮ったものです」と説明し、「奄美の島の自然の中に真っ赤な自分がいる、そのアンバランスな感じが好きです」と語った。また「泳ぐのが好きなんです」と8年間の水泳経験があることも明かす。北村自身が考案したという「U&I」というタイトルについて質問が飛ぶと、「僕と言う存在があるのは僕だけじゃなく、ファンの皆さんや僕を取り巻く皆さんがいるから。そういう思いが込められています」と述懐した。

俳優活動、音楽活動と幅広くこなす北村へ「大変ではないですか?」という問いも。北村は「それに関しては、19歳の頃から感覚は変化していなくて」と回答。「目の前の作品のことを全力で考えていくスタンスは変わっていないです。自分の中では音楽と役者、それぞれに(経験値を)還元し合えている感じがあるので、着実に一歩ずつ進んできたなと思います」と自身のキャリアを振り返った。活動比重は「5:5」と言い切り、「好きだからやれる。両方が自分の中でかけがえのないものになっているんです。北村匠海としていられる音楽と、自分じゃないものとしていられる役者と、全然違って面白いですよ」と充実感をにじませる。

今後の目標を問われると、北村は「30歳くらいになったら、やれることをもう1個くらい増やしたいですね。役者の先輩方で監督をやられている方もいますし。小栗旬さんが監督をされた『シュアリー・サムデイ』に12歳のときに出たことがあります。それで撮る側に惹かれたので、急いではないですけど30歳……40歳になったらいつか」と今後の展望を明らかにした。なお、HMV&BOOKS SHIBUYAと大阪・HMV&BOOKS SHINSAIBASHIでは写真集の発売を記念したパネル展を10月13日まで開催。未公開カットや「take me, take you」で北村が作ったさまざまなアイテム、身に着けた小道具などが展示されているほか、北村もアイデアを出したオリジナルグッズの販売も行われる。

北村匠海が声の出演をした「HELLO WORLD」は全国で公開中。出演作「影踏み」は11月15日、声のキャストを務めた「ぼくらの7日間戦争」は12月13日よりそれぞれ全国ロードショーとなる。

(c)KADOKAWA