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マイケル・ジャクソンがジャニーズメンバーに与えてきた影響ーーA.B.C-Z 戸塚祥太らの発言から考察

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リアルサウンド

 西寺郷太がパーソナリティを務めるラジオ番組『ディスカバー・マイケル』(NHK-FM)の9月22日放送回にA.B.C-Z・戸塚祥太がゲスト出演し、「マイケル愛」を語った。この日は「郷太先生の音楽講座スペシャル」と題し、西寺が普段から交流のある戸塚とともにマイケル・ジャクソンの楽曲についてトーク。戸塚がマイケルにハマッたきっかけや受けた影響などについて言及した。

(関連:プロダンサーが分析するジャニーズメンバーのダンスの個性 4つのトピックから解説

 ジャニーズのショーの中にはマイケルからインスパイアを受けたと思われる演出やポージング、パフォーマンスがふんだんに盛り込まれている。そんなジャニーズの中でも、戸塚はマイケル好きとして有名だ。戸塚がマイケルのパフォーマンスを初めて目にしたのは、『ライブ・イン・ブカレスト』のDVDだったという。同番組では「ハワイのジャニーさん家でみんなで見てたんですよ。A.B.C-Zのメンバーもいましたし、Hey! Say! JUMPのメンバーもいたかな。みんな大興奮でしたね」と興奮気味に語り、「めちゃくちゃ直で影響受けました」と続ける。その言葉の通り、戸塚のダンスのいたるところで、その影響が垣間見える。ぜひ、A.B.C-ZのMVを細かい部分まで注意して見てみてほしい。戸塚に注目していると、明らかにマイケルを意識しているようなキャッチーなフリーのポージングが多数見つけられるはずだ。また、以前出演した『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)では、ハットとサングラスを身につけ「ポーゥ! マイケル・ジャクソンですね」とお気に入りのサングラスをご機嫌に紹介したことも。パフォーマンス面だけでなく、ファッションにおいてもマイケルの影響を受けているのが分かる。

 また、戸塚だけでなくA.B.C-Z全員がマイケルに何かと縁がある。番組内でも語られたようにマイケルの振付師だったトラヴィス・ペインが曲の振付をしたり、メンバーの五関晃一がダンスを褒められたり、同じくマイケルの振付師であるヴィンセント・パターソンからダンスを教わったり……。2015年に放送された『ABChanZOO』(テレビ東京系)でも、「A.B.C-Z全員がマイケルの影響を受けているのでは?」と感じたことがあった。マダム・タッソー東京でクイズを行なった際、「展示されているマイケル・ジャクソンはどんなポーズ?」という出題があった。「Black Or White」のポーズ、とヒントが出されると細かなディテールは異なるものの、全員がほぼ同じポーズを回答。普段からマイケルに触れていることが顕になった瞬間であった。

 マイケル世代ど真ん中とは言えない彼らだが、なぜこれほどまでにマイケルの虜になっているのだろうか。マイケルのカリスマ性は言わずもがなだが、少年隊・東山紀之の影響が少なからずあるように感じる。A.B.C-ZはジャニーズJr.時代から少年隊・東山のバックに付くことが多々あったのである。

 その東山もマイケル好きのジャニーズメンバーのひとり。『ディスカバー・マイケル』にも過去出演し、マイケルトークを繰り広げている。また、2016年に放送された『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)に出演した際には、最も影響を受けたアーティストにマイケルを挙げている。『バッド・ワールド・ツアー』を見に行った際、宿泊したホテルが同じだったこともありホテルの部屋に遊びに行った話も披露し、交流があったことも語った。コンサートが終わって3時間ほど経ってなお、部屋で踊りの練習をしていたマイケルを見て「あの時、この人に会うには自分もストイックにならなきゃいけない。次会った時に恥ずかしくないようにしなきゃいけない。一流って凄まじいんだな、練習量が」と、精神的な影響もマイケルから受け、今のストイックな東山が成り立っていることが分かった。さらに、ムーンウォークの進化系であるスパイラルウォークも披露。マイケルにムーンウォークを教えたジェフリー・ダニエル直々に教わったことも告白していた。東山とマイケルのつながり、そしてマイケルへのリスペクトが盛り込まれていた番組であった。

 また、他にもKis-My-Ft2・千賀健永もマイケル好きジャニーズとして知られている。小学3年生の頃に「Bad」のMVを見てマイケルに憧れ、芸能界を志した話は有名だ。さらに昨年ベストジーニスト賞を2年連続受賞したHey! Say! JUMP・中島裕翔もマイケル風ターンを華麗に披露したという話題も記憶に新しい。エンターテインメントを追求するジャニーズメンバーたちの多くは、マイケルから多大なる影響を受け続けているのだろう。そして、今もなおトップクラスのエンターテイナーたちに影響を与え続けるマイケルにもリスペクトが止まらない。(高橋梓)