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「蜜蜂と遠雷」を秋篠宮皇嗣妃殿下がご鑑賞、松岡茉優や森崎ウィンら胸いっぱい

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「蜜蜂と遠雷」特別試写会の様子。左から秋篠宮皇嗣妃殿下、石川慶、松岡茉優、森崎ウィン。

「蜜蜂と遠雷」の特別試写会が本日10月2日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催され、キャストの松岡茉優、森崎ウィン(PRIZMAX)、鈴鹿央士、監督の石川慶が出席した。

秋篠宮皇嗣妃殿下がご臨席された同試写会。キャストや石川は妃殿下を出迎え、ともに本作を鑑賞した。終映後に設けられた懇談の時間を松岡は「『本当によかったです』と言ってくださったときのお顔に感激しました」「私のことを(役名の亜夜にちなんで)あーちゃんと呼んでくださって。作品の世界観に近付いてくださったんだなとうれしくなりました」と感慨深げに振り返る。石川は「あまりにも緊張して映画の内容が全然入ってきませんでした……」と笑い、「優しくお声掛けいただいて、今も夢の中にいるようです」と率直に心境を語った。

「とにかく貴重な経験」と胸いっぱいの様子で述べた森崎は「出身がミャンマーなので、代表として日本の妃殿下にお会いできる機会はなかなかない」とコメントする。そして妃殿下を前にした際には緊張のあまり言葉が出なかったと明かし、松岡から「いつもおしゃべりさんなのに(笑)」とツッコまれていた。

本作で映画デビューを果たした19歳の鈴鹿は「僕がここにいていいのか?とずっと考えていました。松岡さんたちと並び立つだけでもびっくり仰天なのに……」と緊張の面持ちで話し、「『これからに期待しています』とお言葉をいただいたので、がんばるしかないです」と俳優業への決意を新たにした。マネージャーに口止めされていたため両親にはこの日のことを報告できていないそうで、彼は「ニュース見た?と聞いて『見た』と言われたら報告します」とはにかむ。そんな鈴鹿の姿を優しいまなざしで見守っていた森崎は「かわいいなあ」と漏らした。

最後に松岡は、メインキャストの1人である松坂桃李の不在を嘆きながら「あさっての公開初日にお会いするので自慢しちゃおうかなと思います」とにんまりと笑い、再会の日を待ち望んだ。

恩田陸の同名小説を実写化した「蜜蜂と遠雷」は、世界を目指す若きピアニストたちの挑戦を描く物語。10月4日より全国ロードショー。なお本作は、第35回ワルシャワ国際映画祭のインターナショナルコンペティション部門への出品が決定している。

(c)2019映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会