“大切な人がいなくなる前の日”から始まる物語、コトリ会議「セミの空の空」
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コトリ会議「セミの空の空」より。
コトリ会議「セミの空の空」が、本日11月15日に兵庫・神戸アートビレッジセンター KAVCホールで開幕する。
「セミの空の空」は山本正典が作・演出を手がける新作。SF的要素を交えながら、観る人の死生観に緩やかに気付きをもたらす。出演者にはメンバーの牛嶋千佳、まえかつと、三村るな、若旦那家康に加え、オパンポン創造社の野村有志、安住の地 / 劇団飛び道具の中村彩乃、小骨座の浜本克弥が名を連ねた。
開幕に際し、山本は「『セミの空の空』は、大切な人がいなくなる前の日から始まります。別れるとわかっていて、登場人物たちはどんな言葉を交わすんだろう」「『その日』が来るのなら、僕はお葬式の練習を始めたらいいのかもしれない。誰かを飾る花の色を探して。そんなお話です」とコメントしている。上演時間は約1時間15分。兵庫公演が11月18日まで行われたあとに、本作は12月11日から16日まで東京・こまばアゴラ劇場、2020年1月18・19日に福岡・久留米シティプラザ Cボックスで上演される。
山本正典コメント
「セミの空の空」は、大切な人がいなくなる前の日から始まります。別れるとわかっていて、登場人物たちはどんな言葉を交わすんだろう。
ふと自分に重ねた時に、今日のこの日が僕にとって、「その日」なのかもしれない。僕は戯曲の上を生きていない。明日何をしてるかカレンダーでしか分からない。でもきっと、「その日」が来るのなら、僕はお葬式の練習を始めたらいいのかもしれない。
誰かを飾る花の色を探して。そんなお話です。
コトリ会議「セミの空の空」
2019年11月15日(金)~18日(月)
兵庫県 神戸アートビレッジセンター KAVCホール
2019年12月11日(水)~16日(月)
東京都 こまばアゴラ劇場
2020年1月18日(土)・19日(日)
福岡県 久留米シティプラザ Cボックス
作・演出:山本正典
出演:牛嶋千佳、まえかつと、三村るな、若旦那家康 / 野村有志、中村彩乃、浜本克弥