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「アイリッシュマン」最終予告が解禁、スコセッシとデ・ニーロのコメントも到着

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「アイリッシュマン」

マーティン・スコセッシが監督を務めたNetflixオリジナル映画「アイリッシュマン」の最終予告がYouTubeで解禁。あわせてスコセッシとロバート・デ・ニーロのコメントが到着した。

デ・ニーロ演じる凄腕のヒットマン、フランク・シーランの姿を通して、戦後アメリカの裏社会とある未解決事件を描いた本作。アル・パチーノが全米トラック運転手組合のリーダーであるジミー・ホッファ、ジョー・ペシがフランクが仕えるラッセル・ブファリーノに扮している。

本作ではフランクの回想という形式で犯罪組織の抗争、組合の主導権争い、政権との癒着、ジョン・F・ケネディ暗殺事件などが描かれていく。1949年から2000年までの約半世紀が舞台となっており、スコセッシは「冒頭は82歳の男性が結婚式に向かうロードトリップについて話をしている1975年のシーンだ。その後、50年代、60年代、70年代が描かれ、最後は現在に戻るんだよ」と説明する。

フランクは全米トラック運転手組合の一員として働きながら、ブファリーノファミリーのもとで殺しの依頼も受け持ってきた実在の人物だ。脚本は「シンドラーのリスト」のスティーヴン・ザイリアンがノンフィクション「I Heard You Paint Houses(原題)」を脚色したもの。この「家のペンキ塗り」というタイトルは、裏社会の隠語で殺しを意味している。デ・ニーロは、初めて台本を読んだときのことを「とても高揚したんだ。私は人間味のある話が好きなんだよ。この物語は、思っていたよりもとても人間味があるんだ」と振り返る。

スコセッシはフランクの第2次世界大戦における従軍経験に触れ「連続411日に及ぶ過酷な戦闘を経験していた退役軍人。彼は幾度も死にそうになったのち、なんのために生きるのかわからない世界に戻ったんだ」と人物背景を紹介。そして「教育も受けていなければチャンスもなく、人生が上向く兆しもない。家族のためにがんばるはずなのだが、そのとき彼は『自分を必要とする人々』と思いがけず出会うことになるんだ」と続けた。

「アイリッシュマン」は11月27日より全世界同時配信。