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タイカ・ワイティティ監督作『ジョジョ・ラビット』日本版最新予告公開 母親役スカーレット・ヨハンソンの姿も

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リアルサウンド

 2020年1月17日に公開となる『ジョジョ・ラビット』より、日本版最新予告が公開された。

参考:映像はこちら

 本作は、『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ監督が、4度アカデミー賞作品賞に輝き、今年で創立25周年を迎えるFOXサーチライトのもと、第二次世界大戦中のドイツを舞台に戦時下に生きる人々の生きる歓びと人生の真実を弾けるユーモアとともに描き出す、ヒューマン・エンターテイメント。アカデミー賞の前哨戦とも言われる第44回トロント国際映画祭で最高賞となる観客賞を受賞した。

 第二次世界大戦下のドイツ、立派な兵士になることを夢見て青少年集団ヒトラーユーゲントに入団した10歳のジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)は、空想上の友達のアドルフ(・ヒトラー/タイカ・ワイティティ)に小さな背中を押されながら奮闘中。ある日、家の壁の裏に、ユダヤ人の美少女エルサ(トーマシン・マッケンジー)を見つけて大仰天。“ユダヤ人はわるい”と教えられてきたのに、愛情深く大好きな母親ロージー(スカーレット・ヨハンソン)が匿っていたエルサは聡明で勇敢、そしてユーモアにも溢れていて、同じ屋根の下で過ごし言葉を交わすうちに、それまで信じていた景色が揺らぎ世界が大きく動き始める。

 公開された予告編では、ジョジョにとって憧れであり強敵でもある陽気な教官クレンツェンドルフ大尉(サム・ロックウェル)や、唯一の“実在の友達”ヨーキー(アーチー・イェーツ)、さらには「憎しみは勝ちはしない。愛が最強の力よ」と大きな包容力でジョジョを抱きしめる母・ロージーなど、過酷な大戦下にありながらも愛情に溢れた人々の姿が切り取られている。

 ワイティティ監督は、脚本について「憎悪と偏見についての直球の映画にしたくはなかった。だから、脚本には全く自制をかけなかった。言うべきことを言うにはひるまずに決死の覚悟で書かなくてはいけない。危険のないものなら、私がやる価値もない。大コケするかもしれないリスクを背負って必死になれば、最高に創造的で先進的な表現が出てくるからね」とコメント。先日、早くもFOXサーチライトにて次回作『NEXT GOAL WINS(原題)』の製作に取り掛かっていることも発表されている。(リアルサウンド編集部)